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MLB

「未知の領域に入る」大谷翔平の23年オフはどうなる? 570億円超の契約を元MLB球団GMが予想!「議論は出来ない」

THE DIGEST編集部

2023.01.06

今季終了後に迎えるオフにFAとなる大谷。その行方に米メディアが注目しているようだ。(C)Getty Images

今季終了後に迎えるオフにFAとなる大谷。その行方に米メディアが注目しているようだ。(C)Getty Images

 唯一無二の二刀流で、文字通り球史に名を刻み続けている大谷翔平。エンジェルスとの契約延長がない限りは23年シーズン終了後にFAとなる偉才だが、現地メディアでは早くも様々な憶測が飛び交っている。

“野球の神様”と称されたベーブ・ルースをも上回る二刀流ぶりで世界に衝撃を与える大谷。22年は2季連続でのアメリカン・リーグMVPを逃したものの、投手として15勝、防御率2.33、219奪三振と前年を上回る結果を残せば、打者としても34本塁打、95打点、OPS.875と図抜けたスタッツ記録した。

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 そんな世界最高の天才は来オフにはどの球団へ渡るか――。コロラド・ロッキーズの元GMで、現在『MLB Network』のアナリストを務めるダン・オダウド氏は、「我々にとって未知の領域に入っている」と米メディア『Sporting News』の電話インタビューで明かした。

 同氏は「1つの契約で2つのポジションを得られる。投手で怪我をしても、打者としても走塁もできるし、外野でもエリート級にこなせるはずだ。彼はとてもユニークな存在だ。野球のあらゆる定義においてユニコーンなんだ。これまでの選手と同じように彼の契約を議論することは出来ない」と説明。
 
 ここ2年大谷の投手成績と似ていると同メディアが指摘する先発左腕カルロス・ロドンは、今オフにニューヨーク・ヤンキースと6年総額1億6200万ドル(約217億円)で契約を交わしているのだが、ここに打撃面も加わることから同氏は「マイク・トラウトの総額4億2650万ドル(約570億円)を超えることも考えられる」と触れている。

 そしてオダウド氏は、「市場の大きさ、勝利の能力、持続的な勝利の能力など彼なりの基準が具体的にあるはず。アナハイムで経験からきっとこだわりがあるだろう。もちろん、そのレベルでプレーできる経済力を持つ球団は数少ない」と述べた。

 最後に同メディアは、ニューヨーク・メッツ、ロサンゼルス・ドジャース、サンフランシスコ・ジャイアンツなどが有力であるなか、シカゴ・カブスやセントルイス・カーディナルスなどの中部地区の可能性も示唆した。

 果たして来オフ、大谷はどの様な選択をするか。野球界のトップに上り詰めた二刀流戦士の決断に注目は集まる。

構成●THE DIGEST編集部

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