日本人投手の記録的な“大減俸”が米メディアにも衝撃を広げている。
1月7日、契約更改交渉に臨んだ田中将大(楽天)は、球界最高額とされていた昨年9億円から4億2500万円減となる年俸4億7500万円プラス出来高払いでサイン。同一球団でのダウン額としては、杉内俊哉(2016年、巨人)の4億5000万円減に次ぐ、NPB史上2番目に大きな下げ幅となった。
このニュースを国内外の移籍情報を発信し続けている米専門メディア『MLB Trade Rumors』もクローズアップ。締結された契約内容について、「タナカが以前に結んだ契約から大幅に減俸されたものだ」と前置きしたうえで、日本球界復帰後のパフォーマンスをあらためて振り返っている。
田中の21、22年シーズンのスタッツに注目した同メディアは、「NPBにいた初期のようなエース級の活躍とは言えないが、それでも過去2シーズンで318イニング2/3を投げて防御率3.16をマークした」と指摘。「奪三振数こそ下がったものの、エリート級の制球力は維持している」と、その実力を称えた。
また、自身の不甲斐なさを悔やむ本人のコメントに触れると、「タナカが最も重視していたのは、13勝21敗という成績だ」と記述。さらに「NPBにやり残した仕事があると捉えているのだろう」と続け、「今オフ、メジャー復帰の可能性が世間で話題にならなかったのは、そのためかもしれない」と見解を記した。
記事の終盤では、「勝ち星に恵まれなかったといえ、MLB球団が興味を抱くのに十分なピッチングを見せているようだ」と高評価が下されていた田中。キャリアの踏ん張りどころを迎えている34歳だが、来る23年シーズンは、どのような1年間となるだろうか。今後の活躍ぶりから目が離せない。
構成●THE DIGEST編集部
【関連記事】年俸4億円超ダウンの田中将大に韓国メディアは「不振ではなかった」と指摘。侍Jメンバー漏れも予想「“若手”の活躍で枠が少ない」
【関連記事】米挑戦で有原航平は“不良債権”に。6億円超の契約で通算7点台の防御率に現地記者は皮肉「日本人全員が通用するわけじゃない」
【関連記事】球界最高年俸9億円の田中将大、リーグワーストの成績に。元メジャーリーガーの低調さに韓国紙が「全盛期は過ぎた」と悲鳴
1月7日、契約更改交渉に臨んだ田中将大(楽天)は、球界最高額とされていた昨年9億円から4億2500万円減となる年俸4億7500万円プラス出来高払いでサイン。同一球団でのダウン額としては、杉内俊哉(2016年、巨人)の4億5000万円減に次ぐ、NPB史上2番目に大きな下げ幅となった。
このニュースを国内外の移籍情報を発信し続けている米専門メディア『MLB Trade Rumors』もクローズアップ。締結された契約内容について、「タナカが以前に結んだ契約から大幅に減俸されたものだ」と前置きしたうえで、日本球界復帰後のパフォーマンスをあらためて振り返っている。
田中の21、22年シーズンのスタッツに注目した同メディアは、「NPBにいた初期のようなエース級の活躍とは言えないが、それでも過去2シーズンで318イニング2/3を投げて防御率3.16をマークした」と指摘。「奪三振数こそ下がったものの、エリート級の制球力は維持している」と、その実力を称えた。
また、自身の不甲斐なさを悔やむ本人のコメントに触れると、「タナカが最も重視していたのは、13勝21敗という成績だ」と記述。さらに「NPBにやり残した仕事があると捉えているのだろう」と続け、「今オフ、メジャー復帰の可能性が世間で話題にならなかったのは、そのためかもしれない」と見解を記した。
記事の終盤では、「勝ち星に恵まれなかったといえ、MLB球団が興味を抱くのに十分なピッチングを見せているようだ」と高評価が下されていた田中。キャリアの踏ん張りどころを迎えている34歳だが、来る23年シーズンは、どのような1年間となるだろうか。今後の活躍ぶりから目が離せない。
構成●THE DIGEST編集部
【関連記事】年俸4億円超ダウンの田中将大に韓国メディアは「不振ではなかった」と指摘。侍Jメンバー漏れも予想「“若手”の活躍で枠が少ない」
【関連記事】米挑戦で有原航平は“不良債権”に。6億円超の契約で通算7点台の防御率に現地記者は皮肉「日本人全員が通用するわけじゃない」
【関連記事】球界最高年俸9億円の田中将大、リーグワーストの成績に。元メジャーリーガーの低調さに韓国紙が「全盛期は過ぎた」と悲鳴