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MLB

大谷翔平の“改善された打撃スタッツ”に再脚光。MLB公式が「2021年から22年にかけて成長した選手たち」を特集

THE DIGEST編集部

2023.01.11

二刀流で進化し続ける大谷。2023年シーズンも目が離せない。(C)Getty Images

二刀流で進化し続ける大谷。2023年シーズンも目が離せない。(C)Getty Images

 現地時間1月10日、MLB公式サイトは、トラッキングシステムの『Statcast』から得たデータを公開している『Baseball Savant』に基づき、「2021年から22年にかけて成長した選手たち」とのタイトルで特集を掲載。印象的な9つのスタッツが取り上げられた中、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)の“ある数値”にも注目が寄せられている。

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 一昨年に続いて昨年も、投打にわたる異次元の活躍で米球界を沸かした大谷。2年連続のアメリカン・リーグMVP受賞とはならなかったが、投手として15勝9敗、防御率2.33、219奪三振、打者として打率.273、34本塁打、95打点をマークし、さらにメジャー史上初のダブル規定を達成するなど、歴史的なシーズンだったことは間違いないだろう。

 またしても凄まじいハイアベレージを残した日本の偉才だが、今回の記事内で取り上げられているのは、打者の三振率を示す「K%」だ。ア・リーグのMVPに輝いた21年シーズンは、29.6パーセントだったこの打撃スタッツだが、22年シーズンの数字は24.2パーセント。この1年で、5.4パーセント改善された。

 こうしたデータを踏まえ、同サイトのアンドリュー・サイモン記者は、大谷の「K%」について、「7パーセンタイル(全体の何パーセントに位置するか)から、30パーセンタイルに改善された」とも記述。「さらに注目すべきは、優れたコンタクトの質(バレル率、98パーセンタイル)を維持しながら、それをやってのけたことだ」と強調した。
 
 また、空振りの割合を示す「Whiff%」についても、「35.0パーセントから28.1パーセントに下がった」と指摘したサイモン記者。出塁率、長打率といった打撃スタッツは、21年シーズンほどではなかったが、このように改善された点も少なくない。記事の最後では、「果たして彼は23年シーズン、どんな偉業を成し遂げるだろうか?」と期待の言葉で締めくくられている。

構成●THE DIGEST編集部

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