MLB

「日本のスターを手に入れたい」大谷翔平をドジャースが本気獲りする“噂”が浮上!「オオタニは歴史上最もユニークなFA選手」

THE DIGEST編集部

2023.01.18

エンジェルスが契約延長しなければ来年オフにFAとなる大谷。シーズン前にもかかわらず、二刀流の去就について噂が絶えない。(C)Getty Images

 異才の二刀流にまつわる移籍話の噂は絶えないようだ。

 ロサンゼルス・エンジェルスのスーパースター大谷翔平は、2023年シーズン終了までの間にエンジェルスが契約延長を締結しない場合、来年オフにフリーエージェント(FA)となる。この事実はメジャーリーグ(MLB)関係者が度々指摘しているトピックスであり、FAとなれば数多のメジャー球団が稀代の二刀流獲得に躍起になることは明白である。

 なかでもエンジェルスと同じロサンゼルスを本拠地にしているドジャースから、"気になる噂"が現地16日に飛び出した。

 ドジャースのあらゆる情報を発信する専門サイト『Dodgers Nation』のリカルド・サンドヴァル記者が他球団も28歳の二刀流獲得を望んでいるとした上で「ドジャースがショウヘイ・オオタニを追いかけるのは周知の事実だ。昨シーズンのトレード期限中にL.A.はこのスーパースターの獲得について打診している。L.A.は日本のスターを手に入れたいと考えている」と大谷の"本気獲り"に邁進していると発信している。

 米老舗スポーツ誌『The Sporting News』のライアン・フェイガン記者も大谷の去就に注目している人物だ。同氏はMLB専門チャンネル『MLB Network』のアナリストであるダン・オダウド氏に電話インタビューしたところ「率直に言って、オオタニは野球の歴史で最もユニークなフリーエージェント選手です。つまり、私たちは未知の領域に足を踏み入れている」と語り、米球界の歴史において大谷ほど皆から期待される魅力的な選手は他にいないと断言する。

 コロラド・ロッキーズで15年間ゼネラルマネージャーを務めたことがあるオダウド氏は、昨シーズンも投打でハイレベルな成績を残した大谷を高く評価する。同氏は昨年アーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)が61年ぶりにアメリカン・リーグ記録を塗り替える62本塁打を放った偉業を称えつつも、「(ジャッジがいなければ)2年連続のリーグMVPはオオタニが受賞していたに違いない」と付け加えている。
 
 今年7月で29歳になるスーパースターには、巨額の契約話が待っていることだけは間違いない。オダウド氏は大谷を神話に登場する一角獣である"ユニコーン"に例え、彼が現実離れした存在であり、滅多に目にすることのできない人物だと述べている。

「もしオオタニが投手、打者。そして走者として故障したとしても、また優れた外野手になれるだろう。彼はとてもユニークな選手です。野球というスポーツの、どのような意味合いにおいても彼はユニコーンなのです。オオタニの契約については、これまでに存在したどの選手とも同レベルで語るべきではない」

 シーズン開幕前にもかかわらず、早くも去就について"噂"が囁かれる大谷。それだけ、MLBの専門家やファンたちから注目を浴び続けるスーパースターの証だと言えるだろう。

構成●THE DIGEST編集部

【関連記事】MLB公式で噂が噴出!?パドレスが2023年シーズン後FAとなる大谷翔平の獲得を狙う!米紙も指摘「全力を尽くす」

【関連記事】やはり大谷翔平の流出は不可避? 米メディア「エンジェルスはプレッシャーを抱えている」と見解。好結果が求められる新シーズンを展望

【関連記事】WBCでの「大谷vsトラウト」を米メディアが熱望! 敵将も夢の対決実現に期待「野球を愛するすべての人の楽しみ」
NEXT
PAGE
【動画】「支配的だった!」投打で躍動した2022年の大谷翔平のまとめをチェック