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イチローの“MLB1年目の偉業”に再脚光!米メディアがレジェンドぶりを称賛「彼ほど爪痕を残した選手はいない」

THE DIGEST編集部

2023.01.21

マリナーズ1年目から秀でた活躍を見せたイチロー。その2001年のプレーが再び注目されている。(C)Getty Images

 1990年代よりMLBに挑戦する日本人は、投手がほとんどだった。そのなかで史上初めて野手として海を渡り、1年目から高い実績を残したのがシアトル・マリナーズで長くプレーしたイチロー氏だ。

 独特の打撃フォームである「振り子打法」で、日本のプロ野球ではオリックスで活躍した偉才は、2001年からマリナーズの一員として活躍。今なお米球界で賛辞を送られている。そんなレジェンドのルーキーシーズンを米野球専門サイト『CALL TO THE PEN』が改めて振り返っている。
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 まず、同メディアはイチロー氏が移籍初年度となった2001年シーズンにやってのけたMVP、新人王、ゴールドグラブなど数々のタイトル獲得にくわえ、オールスター出場を果たした実績を紹介。そのうえで「イチローはメジャーリーグに挑戦したシーズンで、成功を収めただけでなく、世界で最も優れたオールラウンドプレーヤーのひとりと見なされるようになった」と記した。

 そして「当時のイチローが、常識外のスタンスと象徴的なスイングでファンを魅了する姿は、とても新鮮に映った。異質なだけでなく、リーグを席巻していた」と評し、チームへの貢献を称えている。

「イチローのMLB1年目の活躍により、マリナーズは116勝という歴史的な記録を打ち立てた。違いは明らかで、攻撃の起爆剤となったのだ。彼ほど爪痕を残した選手はいない」
 
 さらに「右翼手として出場した152試合、1300回以上のイニングで、イチローが犯したエラーは僅かひとつだった」と守備能力の高さに触れたうえで、こう読者に投げかけた。

「多くの子どもたちがイチローのポスターを壁に貼り、彼のユニークなスイングを真似するようになったのだ。このように野球に大きな影響を与えた選手が他にいるだろうか」

 日米両球界のレジェンドとして語り尽くせないほどの偉業を成し遂げたプレーヤー。あのしなやかなプレースタイルは多くの人々の記憶に刻まれているようだ。

構成●THE DIGEST編集部

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