29歳の日本人ルーキーに注がれる注目度は、日増しに熱を帯びている。
現地1月20日、米スポーツメディア『Roto Baller』はオリックス・バファローズからポスティングシステムを利用してボストン・レッドソックスに入団した吉田正尚の今シーズンの展望記事を掲載している。
同メディアは「NPBの出塁マシン、マサタカ・ヨシダには大きな利点がある」と強調し、「ヨシダは5年総額9000万ドル(約119億円)の契約にサインし、大きなインパクトを与える態勢を整えた」とオリックスを26年ぶりの日本一に導いたバットマンに高い関心を寄せた。
また、記事では、吉田の昨シーズンのスタッツにも注目し、「ヨシダの2022年シーズンは21本塁打、88打点、80四球、三振はわずか41という少なさだ。しかも打率.335、出塁率.447、長打率.561と水準以上だ」とNPB7年間で培った高い数字を指摘した。
続けて同メディアは「彼は三振を最小限に抑えながら、驚異的な打率で出塁する」としたうえで、「この左打者は出塁マシンとして、ルイス・アライズ(マイアミ・マーリンズ)と比較されるかもしれない。もしアライズのような成績を残せば、"ラ・レガデラ"(アライズの愛称)も絶対に興奮するはずだ」と昨年ア・リーグ首位打者(.316)に輝いた安打製造機を例に挙げ、吉田の打棒に期待を寄せている。
他にも、MLB公式サイト『MLB.com』は吉田がメジャー1年目で、どのような成績を残すのか予想している。22日、同サイトは「10部門のスタッツ1位予想」で、吉田の今シーズンの打率を.298と予測している。これは、米野球専門サイト『FanGraphs』の成績予測システム「Steamer」を用いた見解である。
記事によると、「NPBからMLBに入団したルーキーのなかで、新人年に首位打者を獲得すれば、同じオリックス出身のイチロー以来だ。イチローは2001年シアトル・マリナーズで、ア・リーグ首位の打率.350をマークしたが、ヨシダの2023年シーズンの打率は.298と予測する。NPB時代の7年間は通算打率.327で、そのうち2022年は打率.335、OPS1.008、本塁打は21本だった」と評されている。
過去メジャーでは打率2割台の首位打者はおらず、この数字には疑問符がつくが、それだけ吉田に対する専門メディアの評価は高いと言える。はたして、MLBの舞台でもその打棒は通用するのだろうか。29歳の日本人に注がれる注目度は高まるばかりだ。
構成●THE DIGEST編集部
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また、記事では、吉田の昨シーズンのスタッツにも注目し、「ヨシダの2022年シーズンは21本塁打、88打点、80四球、三振はわずか41という少なさだ。しかも打率.335、出塁率.447、長打率.561と水準以上だ」とNPB7年間で培った高い数字を指摘した。
続けて同メディアは「彼は三振を最小限に抑えながら、驚異的な打率で出塁する」としたうえで、「この左打者は出塁マシンとして、ルイス・アライズ(マイアミ・マーリンズ)と比較されるかもしれない。もしアライズのような成績を残せば、"ラ・レガデラ"(アライズの愛称)も絶対に興奮するはずだ」と昨年ア・リーグ首位打者(.316)に輝いた安打製造機を例に挙げ、吉田の打棒に期待を寄せている。
他にも、MLB公式サイト『MLB.com』は吉田がメジャー1年目で、どのような成績を残すのか予想している。22日、同サイトは「10部門のスタッツ1位予想」で、吉田の今シーズンの打率を.298と予測している。これは、米野球専門サイト『FanGraphs』の成績予測システム「Steamer」を用いた見解である。
記事によると、「NPBからMLBに入団したルーキーのなかで、新人年に首位打者を獲得すれば、同じオリックス出身のイチロー以来だ。イチローは2001年シアトル・マリナーズで、ア・リーグ首位の打率.350をマークしたが、ヨシダの2023年シーズンの打率は.298と予測する。NPB時代の7年間は通算打率.327で、そのうち2022年は打率.335、OPS1.008、本塁打は21本だった」と評されている。
過去メジャーでは打率2割台の首位打者はおらず、この数字には疑問符がつくが、それだけ吉田に対する専門メディアの評価は高いと言える。はたして、MLBの舞台でもその打棒は通用するのだろうか。29歳の日本人に注がれる注目度は高まるばかりだ。
構成●THE DIGEST編集部
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