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侍ジャパン

「慣れるためだ」千賀滉大のWBC辞退が地元メディアを賑わす! ブルペン動画に鷹同僚も反応「バッターいらんかった?」

THE DIGEST編集部

2023.01.28

今大会のWBC不参加が決定的となった千賀。2017年のWBCでは米国をはじめ強豪国を抑えていた。(C)Getty Images

今大会のWBC不参加が決定的となった千賀。2017年のWBCでは米国をはじめ強豪国を抑えていた。(C)Getty Images

 29歳のサムライは黙々と準備を進めている。

 ソフトバンクから海外フリーエージェント(FA)権を行使してメジャーリーグのニューヨーク・メッツに移籍した千賀滉大が、3月8日から開幕するワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場しないことが明らかとなった。

 5年総額7500万ドル(約102億4000万円)。さらに、全球団へのトレード拒否権と3年目以降にはオプトアウト(契約破棄)条項も付帯する好待遇でメッツに入団した千賀は、東京ドーム開催の準々決勝までは出場せず、アメリカのローンデポ・パークで行なわれる決勝ラウンドから出場する可能性も残されていたが、日本代表の栗山英樹監督がメジャー挑戦1年目であることを考慮。最終的に千賀の代表招集を断念した形となった。

 千賀のWBC不参加のニュースは地元ニューヨークでも話題になっており、米ニューヨークのスポーツ専門局『SNY』のジョー・デマヨ記者がツイッターで「コウダイ・センガはWBCで登板しない。ポートセントルーシー(メッツのキャンプ地)で過ごし、新しいチームに慣れるためだ」と投稿した。

 また、メッツ専門情報サイト『Metsmerized Online』は「2023年のWBCに向けた日本のロースターが発表され、ショウヘイ・オオタニ(ロサンゼルス・エンジェルス)、ユウ・ダルビッシュ(サンディエゴ・パドレス)、セイヤ・スズキ(シカゴ・カブス)、ラーズ・ヌートバー(セントルイス・カーディナルス)などのメジャーリーガーが名を連ねた」としたうえで「注目すべきは、メッツと契約したばかりのコウダイ・センガの欠場だ。ポートセントルーシーにある新しいチーム施設とメッツに慣れることを優先し、侍ジャパンには参加しない」と伝えている。
 
 同じくメッツのあらゆる情報を発信しているサイト『Amazin' Avenue』も「センガはWBCで登板せず」と配信し、「ポートセントルーシーで、メッツでの1年目のシーズンに向けて準備をするため、コウダイ・センガはWBCに参加しない」と説明している。

 千賀は27日に自身のインスタグラムを更新し、メジャー開幕に向けて調整を進めている。動画には「メッツのブルペンキャッチャーの方」「フレーミング楽しみ」と文面を添え、キャッチャーを座らせて、力強く投球する姿が投稿された。

 伸びのある球と、ミットに「バシッ」と収まる音は鋭く、ファンからは「球音エグ過ぎ」「球のキレ良すぎ!」など喝采が送られている。コメント欄のなかには、ソフトバンクの同僚だった牧原大成からも「バッターいらんかった?」とコメントが寄せられ、千賀は苦笑いのスタンプで返信している。

 日の丸のユニフォームを着てWBCのマウンドに立つ姿は叶わなくなったが、今月30日で30歳を迎える右腕は、来るべくシーズンに向け着々とピッチを上げている。

構成●THE DIGEST編集部

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