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「やっぱり非現実的」大谷翔平を“米球界ナンバーワン”に選出。元MLB戦士が二刀流の凄みに再敬礼「価値は野球史上でも最高」

THE DIGEST編集部

2023.01.28

投打で違いを生み出し続ける大谷。現在のメジャーで唯一無二の二刀流を披露する天才への期待は高まり続けている。(C)Getty Images

投打で違いを生み出し続ける大谷。現在のメジャーで唯一無二の二刀流を披露する天才への期待は高まり続けている。(C)Getty Images

 FA(フリーエージェント)イヤーにいかなる活躍を見せるのか。球界屈指の天才プレーヤーへの期待値が膨らんでいる。23年シーズン終了後にロサンゼルス・エンジェルスとの契約満了を迎える大谷翔平だ。
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 今まさに最盛期を迎えている大谷の異能ぶりは、多士済々のメジャーリーグでも図抜けている。メジャー5年目の迎えた昨季には、投手として自己最多の15勝をあげながら、防御率2.33、奪三振率11.87(奪三振数219)をマークすれば、打撃でも打率.286、34本塁打、95打点、OPS.875を記録。史上初となる「30本塁打以上&2桁勝利」もやってのけ、“エースで4番”を体現してみせた。

 もはや漫画かアニメの主人公のように「不可能を可能」にしてしまう大谷。29歳にして黄金期を謳歌するサムライには、メジャー6年目の今季も堂々たる活躍を望む声は強まる一方である。

 米メディア『Bleacher Report』や米スポーツ専門局でアナリストを務める元メジャーリーガーのザビア・スクラッグスは、自身のツイッターで「今のMLBにおけるTOP10」という格付けを発信。アーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)やマイク・トラウト(エンジェルス)、ブライス・ハーパー(フィラデルフィア・フィリーズ)などが名を連ねたなかで、栄えある1位に大谷を選出した。
 
 現役時代にマイアミ・マーリンズやセントルイス・カーディナルス、そして韓国でもプレーしたスクラッグス。世界の野球を熟知する彼は「オオタニの価値は野球史上で見ても最高だ。比較対象が“あの”ベーブ・ルースしかいないなんて凄いよ」と脱帽。そして、稀代の天才を次のように熱弁をふるった。

「ショウヘイ・オオタニがやってることって、やっぱり非現実的なんだ。少なくとも俺らが生きている時代に彼みたいなクオリティーで二刀流をやれる選手っていうのは、出てこないと思う。100マイルの速球と狂ったほどに曲がる変化球で三振を奪ったかと思えば、その裏の回にはホームランを打っちゃうんだからね。いったいどうしたら他の選手を(1位に)選べる? 誰もやってないことを彼はやっているんだ! 俺のリストでは当然、オオタニは1位だし、彼は野球の歴史のなかでも最高の選手だと思う」

 さらにスクラッグスは「もしも、どっかの球団のGMやスカウティング担当だったら、どうにかしてでも、俺は彼と契約を結ぼうとする」とも強調。尽きない大谷への敬意を示した。

 一部メディアで新契約については「5億ドルはくだらない」とされている大谷。野球の本場で“史上最高”と称される男の一挙手一投足への興味は尽きない。

構成●THE DIGEST編集部

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