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MLB

韓国代表、キム・ハソンらメジャー組が早期合流の許可が下りず。大谷翔平らも侍ジャパン参戦の後ろ倒しは必至!?【WBC】

THE DIGEST編集部

2023.01.29

大谷(中央)、ダルビッシュ(右)、鈴木(左)らの合流時期が注目される日本代表。そのなかで気になる一報が舞い込んだ。(C)Getty Images

大谷(中央)、ダルビッシュ(右)、鈴木(左)らの合流時期が注目される日本代表。そのなかで気になる一報が舞い込んだ。(C)Getty Images

 来る3月9日に開幕を迎えるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で3大会ぶりの世界制覇を目論む日本代表。彼らにとっても他人事ではない一報が舞い込んだ。

 現地1月28日、WBCに臨む韓国代表を率いるイ・ガンチョル監督は、代表招集をしているキム・ハソン(サンディエゴ・パドレス)、トミー・エドマン(セントルイス・カーディナルス)、チェ・ジマン(ピッツバーグ・パイレーツ)の合流が開幕直前になると明言した。

 3月9日に始まる1次リーグで日本と同じB組に属している韓国は、2月からアメリカのアリゾナ州でキャンプを実施。その後に3月1日に韓国に戻って調整する予定となっていたが、イ・ガンチョル監督によれば、メジャー組の合流は早ければ国内合宿からで、各所属球団からの許可が下りない場合には、3月6日に日本で実施予定のオリックス戦からになるという。

 もっとも、56歳の指揮官はポジティブな見解も示しており、「キム・ハソンにしても、エドマンにしても、球団とは頻繁に連絡を取って協議しているところだ。今のところは3月の合宿には間に合うんじゃないかという話はしている」と語っている。
 
 ここで気になるのは、1月26日に発表された日本代表のメジャー組の合流時期だ。

 今大会は「史上最高」との呼び声も高い侍ジャパンは、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)、ダルビッシュ有(サンディエゴ・パドレス)、鈴木誠也(シカゴ・カブス)、吉田正尚(オリックス)、ラーズ・ヌートバー(セントルイス・カーディナルス)というメジャーリーガーを招集。韓国と同様に2月17日から始まる国内合宿(宮崎)からの合流という立場を見せてきた。

 しかし、依然として、先行きは不透明なままだ。というのも、日本代表が独自に行う宮崎合宿は、MLBとMLB選手会が立ち上げた主催者WBCIの管轄外となるため、各選手に適用される保険料を実費で負担しなければならないのだ。

 おまけに目下、交渉中とされる保険は加入条件が厳しいうえに、億単位の資金が必要になるとも伝えられている。それだけに彼らも韓国代表のメジャーリーガーたちと同様に大谷たちの合流が後ろ倒しになる可能性が小さくない。

 今月6日に行なわれた記者会見で「勝つことだけを考えていきたいなと思っている」と強調していた大谷。はたして、今回の侍ジャパンの柱となり得る彼らが、チームに合流するのはいつになるだろうか――。

構成●THE DIGEST編集部

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