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米成績予測システムがエ軍の今季を大予想!大谷翔平の“FA流出阻止”に警報も「ポストシーズンへ全力を尽くす必要あり」

THE DIGEST編集部

2023.02.20

大谷が所属するエンジェルスは8年連続POを逃し続けている。今季こそ、9年ぶりのPO進出を果たせるだろうか。(C)Getty Images

 現地時間2月18日、ロサンゼルス・エンジェルスのあらゆる情報を発信する専門サイト『Halos Today』は、一本の記事を掲載。野球専門の米シンクタンク『Baseball Prospectus』が導入している成績予想システム『PECOTA』のデータを引用したうえで、新シーズンの戦いへ向けて警鐘を鳴らした。

 大谷翔平、マイク・トラウトといったスターを擁しながらも、30球団ワーストタイの8年連続でプレーオフ進出を逃しているエンジェルス。昨季は、5月まで地区首位を走るなど、絶好のスタートを切ったものの、最終的に73勝89敗と負け越し、アメリカン・リーグ西地区3位でシーズンの幕を閉じた。

 オフには積極的な補強を進めたが、今季こそ長い低迷からの脱却を果たせるだろうか。記事内で引用された『PECOTA』の統計では、85.8勝76.2敗、アメリカン・リーグ西地区2位との予想。95.5勝66.5敗のヒューストン・アストロズとは、大きな差がつけられ、またしてもプレーオフ進出を逃すとされている。

 今回、この予測を踏まえた『Halos Today』は、「オオタニのフリーエージェント(FA)が迫っており、今年のポストシーズン進出を逃すわけにはいかない」と前置きしたうえで、「エンジェルスは今年、ポストシーズンに向けて全力を尽くす必要がある」と記述。「ただ勝利するだけでは十分でない」と強調した。
 
 さらに記事の最後では、「もちろん、これらは単なる予測であり、2023年にエンジェルスがより良いチームになったと見られているのは嬉しいことだ」とコメント。「願わくば、もう少しだけエンジェルスの思うように事が進み、2014年以来のポストシーズン進出を果たしてほしい」と期待の言葉で締め括られている。

 巻き返しを狙うエンジェルス。レギュラーシーズンを勝ち抜くのは簡単でないが、今季こそプレーオフで活躍する大谷の姿を見たいものだ。

構成●THE DIGEST編集部

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