現地2月19日の実戦形式で初登板したニューヨーク・メッツの千賀滉大。代名詞である"お化けフォーク"の切れ味に、チームメイトは驚愕した。
2019年の本塁打王ピート・アロンソ、昨季のナショナル・リーグ首位打者ジェフ・マクニールが、手元で突然消える魔球に困惑。2年連続シルバースラッガー賞を獲得しているフランシスコ・リンドーアは「ゴーストフォークを見たか?」と記者から尋ねられると、「いや、ゴーストボールだから見なかったよ」とジョークが飛び出るほど、強烈なインパクトを残した。
そんな千賀に、早くも今季のリーグ新人王候補との呼び声が上がっている。22日MLB公式サイト『MLB.com』は今シーズンのアメリカン・リーグとナショナル・リーグの新人王候補者を予想した記事を配信。そのリストの中に、千賀が連ねた。
同メディアのジム・カリス記者は、まず千賀を「ワールド・ベースボール・クラシックでスターになった選手であり、2021年東京オリンピックで金メダルを取った選手」と紹介。次に、「95マイル前後の速球と、"ゴーストフォーク"と呼ばれるような強烈なフォークが持ち味だ。このフォークボールが彼の特徴で、これだけで新人王を狙える」と、新人王候補選出の理由を説明した。
さらに、同記者はフォーク以外の球種にも注目。「彼はカットボールとスライダーを持っていて、コントロール良くストライクを投げる。5年総額7,500万ドル(約96億円)の契約を結んだとはいえ、エースにならなければならない状況にはなっていない」とし、高額契約とはいえ、メジャー1年目から過度な期待は禁物だと付け加えている。
確かに今季のメッツ先発投手陣は、千賀以外に現時点のメジャーのなかでも屈指の投手2人が君臨するほど、豪華な陣容を形成している。通算201勝の右腕マックス・シャーザーに加え、昨年ア・リーグのサイ・ヤング賞でヒューストン・アストロズのワールドチャンピオンに貢献した通算244勝の右腕ジャスティン・バーランダーが今季フリーエージェント(FA)で新加入した。
他にも、昨季15勝の右腕カルロス・カラスコが控えている。サイ・ヤング賞2度の剛腕であるジェイコブ・デグロムがFAでテキサス・レンジャーズに移籍したとはいえ、豪華な先発陣に千賀が加わったローテーションは他球団にとって、かなり脅威と感じるはずだ。
オフにメッツが敢行した大型補強の中でも、千賀への期待はかなり大きい。本人は「(フォークを)言ってもらえるのはありがたいが、名前だけにならないようにしたい」と慎重に話している。メジャーの強打者相手に、千賀は今季どんなピッチングを披露するのか。大いに注目だ。
構成●THE DIGEST編集部
【関連記事】「ゴーストだから見なかった」メッツ同僚らもお手上げ!?千賀滉大の"お化けフォーク"にNY紙も驚愕「"幽霊投球 "の伝説が広がる」
【関連記事】「気に入っている」MLB10年目の同僚が藤浪晋太郎の"剛球"に太鼓判!メジャー生き残りへ注文も「見極める必要がある」
【関連記事】米放送局が右肘手術からの"復活気配"を見せる前田健太に脚光! 独自ランキングにも選出「ツインズは遥かに良くなる」
2019年の本塁打王ピート・アロンソ、昨季のナショナル・リーグ首位打者ジェフ・マクニールが、手元で突然消える魔球に困惑。2年連続シルバースラッガー賞を獲得しているフランシスコ・リンドーアは「ゴーストフォークを見たか?」と記者から尋ねられると、「いや、ゴーストボールだから見なかったよ」とジョークが飛び出るほど、強烈なインパクトを残した。
そんな千賀に、早くも今季のリーグ新人王候補との呼び声が上がっている。22日MLB公式サイト『MLB.com』は今シーズンのアメリカン・リーグとナショナル・リーグの新人王候補者を予想した記事を配信。そのリストの中に、千賀が連ねた。
同メディアのジム・カリス記者は、まず千賀を「ワールド・ベースボール・クラシックでスターになった選手であり、2021年東京オリンピックで金メダルを取った選手」と紹介。次に、「95マイル前後の速球と、"ゴーストフォーク"と呼ばれるような強烈なフォークが持ち味だ。このフォークボールが彼の特徴で、これだけで新人王を狙える」と、新人王候補選出の理由を説明した。
さらに、同記者はフォーク以外の球種にも注目。「彼はカットボールとスライダーを持っていて、コントロール良くストライクを投げる。5年総額7,500万ドル(約96億円)の契約を結んだとはいえ、エースにならなければならない状況にはなっていない」とし、高額契約とはいえ、メジャー1年目から過度な期待は禁物だと付け加えている。
確かに今季のメッツ先発投手陣は、千賀以外に現時点のメジャーのなかでも屈指の投手2人が君臨するほど、豪華な陣容を形成している。通算201勝の右腕マックス・シャーザーに加え、昨年ア・リーグのサイ・ヤング賞でヒューストン・アストロズのワールドチャンピオンに貢献した通算244勝の右腕ジャスティン・バーランダーが今季フリーエージェント(FA)で新加入した。
他にも、昨季15勝の右腕カルロス・カラスコが控えている。サイ・ヤング賞2度の剛腕であるジェイコブ・デグロムがFAでテキサス・レンジャーズに移籍したとはいえ、豪華な先発陣に千賀が加わったローテーションは他球団にとって、かなり脅威と感じるはずだ。
オフにメッツが敢行した大型補強の中でも、千賀への期待はかなり大きい。本人は「(フォークを)言ってもらえるのはありがたいが、名前だけにならないようにしたい」と慎重に話している。メジャーの強打者相手に、千賀は今季どんなピッチングを披露するのか。大いに注目だ。
構成●THE DIGEST編集部
【関連記事】「ゴーストだから見なかった」メッツ同僚らもお手上げ!?千賀滉大の"お化けフォーク"にNY紙も驚愕「"幽霊投球 "の伝説が広がる」
【関連記事】「気に入っている」MLB10年目の同僚が藤浪晋太郎の"剛球"に太鼓判!メジャー生き残りへ注文も「見極める必要がある」
【関連記事】米放送局が右肘手術からの"復活気配"を見せる前田健太に脚光! 独自ランキングにも選出「ツインズは遥かに良くなる」
関連記事
- 「ゴーストだから見なかった」メッツ同僚らもお手上げ!?千賀滉大の“お化けフォーク”にNY紙も驚愕「"幽霊投球 "の伝説が広がる」
- WBC不参加も…千賀滉大に海外メディアでは理解の声と最強ローテへの期待高まる「成功を収めること以外、ファンの心の余地は無い」
- 「フジナミは火炎放射器」藤浪晋太郎が初ブルペンで投じた“炎”の剛速球が米メディアで話題に!首脳陣は「満足して帰った」
- 「この男は本物だ!」村上宗隆に大谷マニアの米アナリストも大興奮!! ダルビッシュ有からの一発に「世界はすぐに彼を知るだろう」【WBC】
- 「オオタニはFA市場を探検する」大谷翔平の代理人が“オープン姿勢”を強調!シーズン途中の移籍に否定的も「二刀流の求婚者」を米メディアが予測