専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
MLB

WBC不参加も…千賀滉大に海外メディアでは理解の声と最強ローテへの期待高まる「成功を収めること以外、ファンの心の余地は無い」

THE DIGEST編集部

2023.01.29

新天地のメッツでの活躍が期待される千賀。WBCには参戦せず、万全を期してMLBでのデビューシーズンを迎える。(C) Getty Images

新天地のメッツでの活躍が期待される千賀。WBCには参戦せず、万全を期してMLBでのデビューシーズンを迎える。(C) Getty Images

 今オフ、メジャーリーグのニューヨーク・メッツの一員となった千賀滉大が、3月9日に開幕するワールド・ベースボール・クラシック(WBC)への参加を辞退したことが国内外メディアで伝えられた。今月26日に日本代表メンバー30名が発表され、千賀は名を連ねてはいなかったものの、日本が勝ち進んだ場合、米国ラウンドからのメンバー入り、試合出場の可能性も囁かれていた。

【動画】会見は英語でスピーチ!千賀滉大のメッツ入団会見をチェック
 千賀は2017年の第4回大会では先発やリリーフで計4度登板、準決勝のアメリカ戦でもマウンドに立ち好投を見せており、2021年の東京五輪でも2度の救援で安定した投球を披露した。所属チーム同様、国際舞台でも自身の役割を遂行し、存在感を放っていた。

 もちろん、メッツ入り直後での代表チーム参加による、シーズンへの影響を考慮したことが理由に他ならない。この点も、すでに世界各国で報じられており、千賀の判断に異論は無く、新天地に移ったことで肯定的に捉える声も少なくない。

 アジアや米国内を拠点とするスポーツサイト『sportskeeda』は現地時間1月28日、千賀のWBC不参加のニュースを配信、新たな舞台におけるパフォーマンスへの期待も綴っている。

 その中で「当初、センガは代表入りが確実視されていた。しかし参加を辞退し、冬の終わりから春の初めにかけて、メッツのトレーニング施設で過ごすことを希望した。メッツのスプリングトレーニングは、1月31日に正式に開始される」とメッツでの活動に専念するための不参加であると説明している。

 その上で同メディアは「コウダイ・センガのソフトバンクでの最後のシーズンとなった2022年、11勝6敗という成績とともに、キャリア最高の防御率1.94を記録した。多くのMLB球団が、この投手をローテーションに入れる必要があることはもはや明らかであった」と日本人右腕がチームに及ぼす影響に改めて言及。

 さらに、現在のメッツが最も高年俸選手が集まっている球団であるとして「センガは2023年の最強ローテーションをその中の1人として支える存在だ。投手陣トップ5が1億2000万ドルを優に超える収入を得ることが決まっており、今季、究極の成功を収めること以外、ファンの心に余地はないだろう」と見解を示した。

 1人のプロフェッショナルが下した判断、そして決意の意味は、今後の結果で証明されるはずだ。大きな期待とともに、千賀のルーキーシーズンがもうすぐ始まろうとしている。

構成●THE DIGEST編集部
【関連記事】MLB公式で噂が噴出!?パドレスが2023年シーズン後FAとなる大谷翔平の獲得を狙う!米紙も指摘「全力を尽くす」

【関連記事】「MLB基準では完全にプラス」藤浪晋太郎の“剛速球”に米専門メディアが注目!起用法には「無駄な球を投げる回数を大幅に減った」

【関連記事】守護神抜擢もありえる!? 藤浪晋太郎の起用法に米メディアが複数見解。過去の制球難には懸念も「非常に効果的なリリーバーに」
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号