いよいよ開幕まで2週間を切ったワールド・ベースボール・クラシック（WBC）。6年ぶりに行なわれる野球世界一決定戦の注目度は高まり続け、世界中のファンからも大きな期待が寄せられている。

　今大会で話題となっているのが各国のスタープレーヤーの存在だ。大物メジャーリーガーが早くから大会参加を表明、それぞれの出場国の大会正式メンバーには豪華な名前が並んでいる。現在はメジャーリーグのキャンプも行なわれている中、各チームとも間もなく大会メンバー全員が揃うこととなり、さらに各メディアの報道もヒートアップすることが予想される。

　大会開幕に向け、注目選手などの情報も多く流れており、米スポーツサイト『YARDBARKER』でも今大会の活躍が期待されるプレーヤー10名の名前が公式サイト上で挙がっている。

　そのなかには日本が誇る若きスラッガー、そして大会の目玉ともなるであろう、”二刀流スター”が名を連ねた。現地時間2月23日に配信となった記事において、日本代表からは東京ヤクルトスワローズの村上宗隆、さらにロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平が選ばれている。

　村上について同メディアは、「昨シーズン、141試合に出場し56本塁打を放ったパワーヒッター。23歳の三塁手は日本のスター選手である。ムネタカ・ムラカミは並外れたパワーがあり、素晴らしいコンタクトヒッターでもある」と打撃スキルを絶賛。

　さらに、「MLBでの活躍はまだ先かもしれないが、大会ではスカウトやファンを魅了することだろう。合宿ではユウ・ダルビッシュから豪快な一発を放った」と、日本でも話題に上った村上とダルビッシュの直接対決に触れている。
  　また大谷にも、「スポーツ界最高のアスリートの一人」と評し、「2021年にアメリカン・リーグMVPを受賞し、昨シーズンはニューヨーク・ヤンキースのスター、アーロン・ジャッジに次ぐ2位に入った二刀流の天才選手だ」とMLBでの輝かしい経歴を振り返ると、「今大会ではショウヘイ・オオタニのような二刀流選手はおらず、日本が彼をどのように起用するのかが注目される」とし、プレーヤーとしての評価と初のWBC出場への大きな期待を綴っている。

　記事では他にも、米国代表のジェフ・マクニール、ボビー・ウィットJr.。ドミニカ代表のワンダー・フランコ、クリスティアン・ハビエル、ジェレミー・ペーニャ。さらに、プエルトリコ代表のホセ・ベリオス。ベネズエラ代表のミゲル・カブレラ、ニカラグア代表のカルロス・ロドリゲスを紹介している。

　この他にも、そうそうたる顔ぶれが大会を彩る第5回WBC。日本代表の活躍のみならず、世界のスター選手のプレーにも釘付けとなることは間違いないだろう。

構成●THE DIGEST編集部

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