侍ジャパン扇の要が、若武者の完璧なピッチングを絶賛した。
2月25日、ひなたサンマリンスタジアム宮崎で行なわれた、侍ジャパンとソフトバンクとの強化試合は、8対4で侍ジャパンが快勝した。
先発したのは21歳の佐々木朗希(ロッテ)。そして、先発マスクを被ったのは甲斐拓也(ソフトバンク)だった。初めて実戦でバッテリーを組んだ二人は先頭打者の牧原大成に二安打を許すが、佐々木は最速162キロをマークする直球を武器に後続をしっかり抑え、順調なスタートを切った。
2回にはストレートだけでなくフォーク、さらにはダルビッシュ有(サンディエゴ・パドレス)直伝のスライダーを投じ、三振の山を築く。終わってみれば、佐々木は1安打無失点3奪三振と完璧な内容でマウンドを降りた。
21歳のボールを受けた甲斐は「本当にすごいですね」と、改めて"令和の怪物"の能力の高さを称賛した。「(今日は)どの球種も良かった。コースにもしっかり投げられていた」と評した。
試合前には、「遠慮なく気を遣う必要もないし、投げたい球を選択してくれと。こっちも分かりやすいから」と佐々木に伝えた。
特に、甲斐が絶賛したのは2回。今宮健太をアウトコースの空振り三振に打ち取った真横に鋭く曲がり、"滑る"と評したスライダーだった。「今までよりも確実にいいスライダーになっている」と、ダルビッシュが直々に伝授した変化球を絶賛。「真っすぐも生きてくるし、幅も広がる」と話した女房役は、佐々木の"新たな武器"に手応えを掴んでいるようだった。
自身も、初回に盗塁を試みた牧原を二塁できっちり刺す『甲斐キャノン』を発揮。球場を沸かせた場面については、「少しほっとしている部分もある。ボールも変わって一発目でできて良かった」と、安堵した表情を垣間見せた。
侍ジャパンは26日にも、同球場でソフトバンクと強化試合を行なう予定。初陣を白星で飾った侍戦士たちは、収穫と課題を胸に来る決戦の舞台に向け準備を進めている。
構成●THE DIGEST編集部
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先発したのは21歳の佐々木朗希(ロッテ)。そして、先発マスクを被ったのは甲斐拓也(ソフトバンク)だった。初めて実戦でバッテリーを組んだ二人は先頭打者の牧原大成に二安打を許すが、佐々木は最速162キロをマークする直球を武器に後続をしっかり抑え、順調なスタートを切った。
2回にはストレートだけでなくフォーク、さらにはダルビッシュ有(サンディエゴ・パドレス)直伝のスライダーを投じ、三振の山を築く。終わってみれば、佐々木は1安打無失点3奪三振と完璧な内容でマウンドを降りた。
21歳のボールを受けた甲斐は「本当にすごいですね」と、改めて"令和の怪物"の能力の高さを称賛した。「(今日は)どの球種も良かった。コースにもしっかり投げられていた」と評した。
試合前には、「遠慮なく気を遣う必要もないし、投げたい球を選択してくれと。こっちも分かりやすいから」と佐々木に伝えた。
特に、甲斐が絶賛したのは2回。今宮健太をアウトコースの空振り三振に打ち取った真横に鋭く曲がり、"滑る"と評したスライダーだった。「今までよりも確実にいいスライダーになっている」と、ダルビッシュが直々に伝授した変化球を絶賛。「真っすぐも生きてくるし、幅も広がる」と話した女房役は、佐々木の"新たな武器"に手応えを掴んでいるようだった。
自身も、初回に盗塁を試みた牧原を二塁できっちり刺す『甲斐キャノン』を発揮。球場を沸かせた場面については、「少しほっとしている部分もある。ボールも変わって一発目でできて良かった」と、安堵した表情を垣間見せた。
侍ジャパンは26日にも、同球場でソフトバンクと強化試合を行なう予定。初陣を白星で飾った侍戦士たちは、収穫と課題を胸に来る決戦の舞台に向け準備を進めている。
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