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侍ジャパン、昨日に続くタイムリーエラー… 村上宗隆の悪送球にWBC3大会経験者の内川聖一氏が見解「急いで投げると抜けやすくなる」

THE DIGEST編集部

2023.02.26

2回にタイムリーエラーを犯してしまった村上。解説の内川氏はWBC公式球の影響も指摘している。写真:梅月智史

 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に向けた壮行試合の日本代表対福岡ソフトバンクホークスの第2戦が2月26日、ひなたサンマリンスタジアム宮崎で14時プレーボールで行なわれている。先発は日本が山本由伸、ソフトバンクが藤井皓哉の投げ合いとなっている。

 試合は0-0で迎えた2回裏にソフトバンクが山本を捉え、6番・正木智也の二塁打と続くガルビスが二塁打と、連打で先制点を挙げた。さらには、2死三塁から9番・三森大貴の三塁ゴロが村上宗隆の悪送球を誘い、2点目を挙げた。

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 村上のタイムリーエラーによって序盤で2点のビハインドを負った侍ジャパン。この村上のプレーに対し、2009年、13年、17年大会でWBCを経験しているテレビ解説の内川聖一氏は、「三森選手の足が気になったというのもあると思うし、普段やっているボールと違うというのも当然あったと思う」とNPB仕様とは異なるWBC公式球の影響も指摘。続けて「ピッチャーも当然そうですけど、野手のほうもボールが滑りやすいという影響はあるので、間一髪とか急いだ時にそういうプレーに影響が出るなと思いますね」と見解を述べた。

 また、内川氏は過去のWBCでの公式球への対策を次のように語っている。
「僕は外野を守る時のほうが注意していた。やっぱり急いで投げると、ボールが抜けやすくなる。だから野手の決まり事として、上に行ったら絶対ダメなので、最悪握れない時はゴロになってもいいから野手が捕れるところに投げてくれと言われていた。そのぐらい極端に注意してプレーしていた」

 侍ジャパンは25日の第1戦でも、7回に悪送球を含む連続エラーで失点を喫しており、WBC公式球への対応に不安を残している。
 
構成●THE DIGEST編集部
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