昨シーズンは完全試合を達成した佐々木朗希に注目が集まったロッテ。しかし、野手に目を向けると、佐々木の相棒を務めたルーキー捕手の松川虎生を始め、盗塁王を獲得した高部瑛斗、さらにはチーム最多の16本塁打を放った山口航輝など、若い選手が躍動した1年でもあった。
吉井理人新監督を迎えた今シーズンは、2月中旬から行なわれている対外試合で多くの若手が実戦でアピールしているが、そんな彼らに負けじと、レギュラー復権に向け、石垣島でバットを振り続けていた男がいる。井上晴哉、33歳だ。
2018年から2年連続で20本塁打を放った和製大砲だが、ここ数年は不調とケガに泣かされるシーズンが続いている。2021年6月には守備で右手首を痛めると、チームがクライマックスシリーズを迎える10月末には悩んだ末に手術を決断し、リハビリ生活に入った。
「野球人生において、手術するってこと自体は結構、賭けみたいなところがあると思うんですが、良くなるのも悪くなるのも自分次第だなと思って、自分で踏ん張って、ちゃんとリハビリができました。ピッチャーのメニューに入っていたので、もう基本的には走っていましたね」
リハビリ期間を消化した去年6月、ファームで実戦復帰を果たすと7月には一軍へ。コロナ感染で1週間の離脱はあったもの、シーズン最後まで一軍にとどまり、出場60試合で打率.246、7本塁打、34打点の成績を残した。一塁スタメン出場は54試合で、結果的には一塁手のチーム最多出場となった。
「一軍に復帰できて、結果を残せたので、怪我を治すまでの取り組みも間違っていなかったと思えました。リハビリ期間も野球人生のひとつとして、いい経験になっていると思います。結果的には手術に踏み切って良かったですね」
バットを振れないリハビリ期間は、普段入ることのない投手組の練習に参加していたという井上。普段は別メニューのため、あまり接点がない投手とのコミュニケーションの中で、改めて気づいたことがあったという。
「『ピッチャー目線から見たら(自分は)どうですか?』とか、そういう質問をいろんな投手に投げかけてみて、いろんな話を聞くことができました。データ的にどうかというのはわからないですが、そこで投手目線というものを改めて意識できましたし、そこも(打席でも)戦略のひとつだなと」
投手と駆け引きをするうえで、自分の考えだけではなく、相手である投手目線で考える。詳細は明かさなかったが、打席での引き出しが増えたといったところだろう。
吉井理人新監督を迎えた今シーズンは、2月中旬から行なわれている対外試合で多くの若手が実戦でアピールしているが、そんな彼らに負けじと、レギュラー復権に向け、石垣島でバットを振り続けていた男がいる。井上晴哉、33歳だ。
2018年から2年連続で20本塁打を放った和製大砲だが、ここ数年は不調とケガに泣かされるシーズンが続いている。2021年6月には守備で右手首を痛めると、チームがクライマックスシリーズを迎える10月末には悩んだ末に手術を決断し、リハビリ生活に入った。
「野球人生において、手術するってこと自体は結構、賭けみたいなところがあると思うんですが、良くなるのも悪くなるのも自分次第だなと思って、自分で踏ん張って、ちゃんとリハビリができました。ピッチャーのメニューに入っていたので、もう基本的には走っていましたね」
リハビリ期間を消化した去年6月、ファームで実戦復帰を果たすと7月には一軍へ。コロナ感染で1週間の離脱はあったもの、シーズン最後まで一軍にとどまり、出場60試合で打率.246、7本塁打、34打点の成績を残した。一塁スタメン出場は54試合で、結果的には一塁手のチーム最多出場となった。
「一軍に復帰できて、結果を残せたので、怪我を治すまでの取り組みも間違っていなかったと思えました。リハビリ期間も野球人生のひとつとして、いい経験になっていると思います。結果的には手術に踏み切って良かったですね」
バットを振れないリハビリ期間は、普段入ることのない投手組の練習に参加していたという井上。普段は別メニューのため、あまり接点がない投手とのコミュニケーションの中で、改めて気づいたことがあったという。
「『ピッチャー目線から見たら(自分は)どうですか?』とか、そういう質問をいろんな投手に投げかけてみて、いろんな話を聞くことができました。データ的にどうかというのはわからないですが、そこで投手目線というものを改めて意識できましたし、そこも(打席でも)戦略のひとつだなと」
投手と駆け引きをするうえで、自分の考えだけではなく、相手である投手目線で考える。詳細は明かさなかったが、打席での引き出しが増えたといったところだろう。