3月8日から開幕を迎えるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)。今大会は各国でメジャーリーガーの参加が多く見受けられ、野球の世界一決定戦に相応しい注目度となっている。
期待が高まるなか、米国の野球専門誌『Baseball America』は現地3月1日、侍ジャパンを特集した記事を配信。まず、「2006年にWBCが始まって以来、日本は圧倒的な強さを誇ってきた」と説明した同誌は、日本が2006、09年にWBCを連覇、2013、17年に準決勝に進出を果たし、第1回大会から唯一ベスト4に進出し続けているレベルの高さを称賛した。
さらに、松坂大輔やダルビッシュ有、田中将大や岩隈久志などの名を挙げ、「MLBに飛躍する前にWBCで日本のスター選手として活躍した」と、将来のメジャーリーガーを予見させる役割を果たしていると強調。
よって、同誌は今大会も日本を優勝候補の一角と見ており、「2023年WBC日本代表の登録メンバーは、過去最高と言えるかもしれない」と警戒を強めている。
侍ジャパン栗山英樹監督の「最終目標はアメリカを倒すこと」というコメントを同誌は紹介し、「日本はそのために、ロサンゼルス・エンジェルスの二刀流スター、ショウヘイ・オオタニを招集。36歳のパドレスのエース、ユウ・ダルビッシュは2009年以来WBCに復帰した」とMLBで活躍する2人のスターが、チームの看板選手だと言及している。
また、大谷とダルビッシュ以外の注目選手として佐々木朗希と山本由伸の両投手を挙げる。前者については「昨シーズン、19奪三振の完全試合を達成した日本球界の新星だ」と評価。一方の後者は、「NPBのサイ・ヤング賞に相当する沢村賞を過去2回受賞している」と、現在の日本球界のエースだと紹介している。
同メディアは「日本は投手陣が中心だが、打線も十分危険だ」と指摘しており、昨シーズンのオフにボストン・レッドソックスから5年総額9000万ドルで契約を結んだ吉田正尚、昨シーズン56本塁打を放ち、日本人シーズン最多本塁打記録を塗り替えた村上宗隆(ヤクルト)、パ・リーグの本塁打王に3度輝いた山川穂高(西武)などの名を挙げている。
「パワー、コンタクト、スピード、そしてローテーションと、日本は弱点の少ない充実したチームである」と同誌は断言。「順当に進めば、世界一を懸けて米国と再戦することになる」と前回大会の準決勝で対戦した日本が、決勝の相手になると予想している。
WBC連覇に向け、米国の野球専門メディアも最大限に警戒する今大会の日本代表。鈴木誠也(シカコ・カブス)の直前の代表辞退は痛手とはいえ、高い評価は変わらないようだ。
構成●THE DIGEST編集部
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期待が高まるなか、米国の野球専門誌『Baseball America』は現地3月1日、侍ジャパンを特集した記事を配信。まず、「2006年にWBCが始まって以来、日本は圧倒的な強さを誇ってきた」と説明した同誌は、日本が2006、09年にWBCを連覇、2013、17年に準決勝に進出を果たし、第1回大会から唯一ベスト4に進出し続けているレベルの高さを称賛した。
さらに、松坂大輔やダルビッシュ有、田中将大や岩隈久志などの名を挙げ、「MLBに飛躍する前にWBCで日本のスター選手として活躍した」と、将来のメジャーリーガーを予見させる役割を果たしていると強調。
よって、同誌は今大会も日本を優勝候補の一角と見ており、「2023年WBC日本代表の登録メンバーは、過去最高と言えるかもしれない」と警戒を強めている。
侍ジャパン栗山英樹監督の「最終目標はアメリカを倒すこと」というコメントを同誌は紹介し、「日本はそのために、ロサンゼルス・エンジェルスの二刀流スター、ショウヘイ・オオタニを招集。36歳のパドレスのエース、ユウ・ダルビッシュは2009年以来WBCに復帰した」とMLBで活躍する2人のスターが、チームの看板選手だと言及している。
また、大谷とダルビッシュ以外の注目選手として佐々木朗希と山本由伸の両投手を挙げる。前者については「昨シーズン、19奪三振の完全試合を達成した日本球界の新星だ」と評価。一方の後者は、「NPBのサイ・ヤング賞に相当する沢村賞を過去2回受賞している」と、現在の日本球界のエースだと紹介している。
同メディアは「日本は投手陣が中心だが、打線も十分危険だ」と指摘しており、昨シーズンのオフにボストン・レッドソックスから5年総額9000万ドルで契約を結んだ吉田正尚、昨シーズン56本塁打を放ち、日本人シーズン最多本塁打記録を塗り替えた村上宗隆(ヤクルト)、パ・リーグの本塁打王に3度輝いた山川穂高(西武)などの名を挙げている。
「パワー、コンタクト、スピード、そしてローテーションと、日本は弱点の少ない充実したチームである」と同誌は断言。「順当に進めば、世界一を懸けて米国と再戦することになる」と前回大会の準決勝で対戦した日本が、決勝の相手になると予想している。
WBC連覇に向け、米国の野球専門メディアも最大限に警戒する今大会の日本代表。鈴木誠也(シカコ・カブス)の直前の代表辞退は痛手とはいえ、高い評価は変わらないようだ。
構成●THE DIGEST編集部
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