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侍ジャパン

中日・岡林への死球が話題に。“ぶっつけ本番”が濃厚のダルビッシュ有が見せた「不安な姿」に韓国メディアも注目!【WBC】

THE DIGEST編集部

2023.03.03

中日とのライブBPで岡林にデッドボールをぶつけてしまったダルビッシュ。その投球内容に海外メディアも目を向けた。写真:梅月智史

中日とのライブBPで岡林にデッドボールをぶつけてしまったダルビッシュ。その投球内容に海外メディアも目を向けた。写真:梅月智史

 予期せぬアクシデントに球場が騒然となった。

 3月2日、中日との合同練習で実施されたライブBPで、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に日本代表の一員として出場するダルビッシュ有(パドレス)が登板。先頭の岡林勇希に死球を当ててしまう事態となった。

 初球からやや制球を乱していたダルビッシュが投じた2球目だった。150キロのストレートが岡林の右膝付近に直撃。思わず苦悶の表情を浮かべた21歳は、その場でうずくまれるように倒れ込み、トレーナーに支えられるようにしてベンチ裏へと下がった。

 もちろん不可抗力ではある。この日のライブBPは背後に守備をつけ、より実践を意識した内容だっただけに、普段よりも攻めに行った結果とも言える。とはいえ、シーズン開幕前のアクシデントだけに、中日サイドが肝を冷やしたのは想像に難くない。
 
 練習後に「いきなり岡林選手に当ててしまってドラゴンズ、ファンの方に本当に申し訳ないです」と自身のTwitterで謝罪したダルビッシュは、「岡林選手に何もない事を祈ります」と投稿。中日ベンチの気持ちも慮った。

 結局、打者12人に対し、2本のタイムリーを含む被安打3、2四死球、1奪三振という内容だったダルビッシュ。いささか動揺する素振りも見えた日本のエースのピッチングは、海を越えて話題となっている。韓国紙『京郷新聞』は、3月10日の母国代表戦での先発登板が有力視されているダルビッシュのアクシデントに「やや不安な姿を見せた」と日本メディアの情報をもとにレポート。そのうえで「最速153キロをマークしたのは流石。2回以降の球威はいつものように戻っていた」とも伝えている。

 今大会はMLBと締結する保険の関係から事前試合での登板が出来ず、いわば、“ぶっつけ本番”で日韓戦登板が有力となっているダルビッシュ。国際経験も豊富な36歳は、はたして残された期間でどれだけ仕上げられるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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