3月3日、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表は中日と強化試合を行なった。各球団からトップ選手を選抜している侍ジャパンだが、中継ぎ陣が中日打線に捕まり、2対7で大敗を喫した。
【PHOTO】WBC前哨戦!侍ジャパンvs中日ドラゴンズの厳選フォトギャラリー!!
4回からいわゆる「第2先発」としてマウンドに立った戸郷翔征(巨人)は、6回2死までは順調だった。だがアキーノに内角低めの速球を左スタンドに運ばれると、高橋周平、木下拓哉に連打を浴び2失点。
1対3と2点ビハインドの7回、マウンドには松井裕樹(楽天)が送られた。先頭の田中幹也を四球で歩かせると、2死二塁から細川成也にレフトを破るタイムリー二塁打を許した。さらにビシエド、アキーノと2者連続で四球を与え満塁のピンチを招くと、高橋にセンター前タイムリーを放たれ、降板。代わってマウンドに立った栗林良吏(広島)が、木下に左安打を放たれた間に2点を失った。
1次リーグで日本と同じプールBの韓国も今強化試合に注目していたようで、「抑え候補が崩れ、2/3回で4失点。先発を除く中継ぎ投手陣で6回6失点。侍ジャパンが不安だ」と韓国紙『朝鮮日報』は日本の乱調ぶりを伝えた。
そして「史上最強と目される日本代表が隙を見せた」と綴り、「ダルビッシュ有(パドレス)、大谷翔平(エンジェルス)、佐々木朗希(ロッテ)という強力な先発陣に劣らないと噂のリリーフ陣が崩れた」と驚きをもって報じている。
同紙は「松井は侍ジャパンにとって強力なクローザーである」と27歳左腕を警戒しつつも、「ストライクゾーンから大きく外れるボールが多かった。代表コーチは『WBC球に馴染めていないようだ』と話していた」と日本の不安要素を明確にした。
今月8日に開幕するWBC。今回見えた課題を本番までに修正することが求められるが、日本の中継ぎ陣は対応できるだろうか……。
構成●THE DIGEST編集部
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1対3と2点ビハインドの7回、マウンドには松井裕樹(楽天)が送られた。先頭の田中幹也を四球で歩かせると、2死二塁から細川成也にレフトを破るタイムリー二塁打を許した。さらにビシエド、アキーノと2者連続で四球を与え満塁のピンチを招くと、高橋にセンター前タイムリーを放たれ、降板。代わってマウンドに立った栗林良吏(広島)が、木下に左安打を放たれた間に2点を失った。
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