やはり役者が違う。侍ジャパンの大谷翔平（ロサンゼルス・エンジェルス）が、観る者の度肝を抜く一打を放った。
【PHOTO】大谷が衝撃の３ランホームラン！WBC前哨戦、侍ジャパン対阪神タイガースの厳選フォトギャラリー！

　３月６日に行なわれた阪神タイガースとの強化試合で、「３番・指名打者」で先発した大谷は、３回表の第２打席で圧巻の２ランホームランを放った。

　難しいボールを片手ですくい上げた。

　チームがラーズ・ヌートバー（セントルイス・カーディナルス）のタイムリーヒットで１対０とリードして２死一、二塁としたなかで迎えた打席で、カウント１-２と追い込まれた大谷。それでも阪神先発の才木浩人が投じたアウトローへのフォークをすくい上げると、打球はセンター方向へとみるみると飛距離を伸ばしていき、バックスクリーンへと着弾した。
  　今月３日に侍ジャパンに合流したばかりの大谷。実戦はこれが初となったが、流石の千両役者ぶりを見せつけた。そんな偉才の打撃には往年の名手も呆然としている。テレビ朝日系の中継で解説を務めた元ヤクルトの正捕手である古田敦也氏は「マジか…」と絶句し、「言葉がないよ」とポツリ。そして、二刀流戦士の凄みを語った。

「大谷選手がボストンでグリーンモンスターを越える片手でのホームランを放ったじゃないですか？ それを思い出しました。こんなこと起きんのかなと本当に思う。やっぱり凄いな」

　日本球界屈指の巧打者でもあった古田氏を驚かせた大谷。その傑物ぶりへの反響はしばらく落ち着きそうにない。

構成●THE DIGEST編集部

【関連記事】MLB記者が日本の“スナック菓子”に最上級の賛辞！「僕は彼に投票するだろう」とドはまりした日本の味とは？【WBC】

【関連記事】韓国代表右腕が大谷翔平に「ぶつける」発言を撤回！“スポーツマンシップ”を欠いた言動を謝罪「弁明の余地はない」【WBC】

【関連記事】圧巻の最上階弾にスタンド熱狂！ 大谷翔平が見せつけた「とてつもない」打撃練習に万雷の拍手が巻き起こる【WBC】