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「ヒリヒリする予防接種だ」オリックス戦の敗北に韓国紙が反応!「スパーリング相手として素晴らしかった」と前向きな分析も【WBC】

THE DIGEST編集部

2023.03.06

オリックスと強化試合を行なった韓国代表は2-4で黒星を喫した。(C)Getty Images

 本番前の敗戦に韓国メディアも反応を示している。

 3月6日、第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の韓国代表は、京セラドーム大阪で行なわれたオリックスとの強化試合に2-4と敗戦。大舞台の幕開けが間近に迫るなか、1試合3失策を犯すなど攻守がうまくかみ合わず、3日後の1次ラウンド「プールB」初戦に向けて不安材料が残る内容となった。

 これには、母国メディアからも続々と反応が寄せられており、なかでも韓国の日刊紙『中央日報』は、「ヒリヒリする予防接種だ」とのタイトルで記事を掲載。「2軍級の選手を中心に出場させていたオリックスに完敗」と今回の結果を伝えながらも、「試合に負けたが、収穫はあった」と前向きに試合内容を振り返っている。

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 WBC開幕に向けて、米アリゾナで行なわれた先月の合宿から練習試合をこなしてきている韓国代表だが、同紙によると、そこでは「速いボールを投げる投手に出会えていなかった」という。ただ今回、オリックスの先発・黒木優太は、優れた対戦相手だったようで、「150キロ台の剛速球と落差の大きいフォークボールを混ぜて5回無失点」と報じた。
 
 また、3月9日にオーストラリアとの初戦を控える韓国代表について、「10安打を放つなど、打者の感覚も向上している」と分析した同紙。「失策が多く出てしまったものの、選手たちにとっては試合感覚を掴むのに役立っただろう」と続けると、「スパーリング相手としてこの上なく素晴らしかった」と伝えており、今回の敗戦をポジティブに捉えているようだ。

 今回の敗戦で浮かび上がった課題を開幕までに修正することが求められる韓国代表。果たして本番ではどのようなパフォーマンスが見られるだろうか--。

構成●THE DIGEST編集部

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