３月６日、「カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC 強化試合」として京セラドーム大阪で行なわれた日本代表対阪神は、日本が８対１で勝利を収めた。「３番・指名打者」で先発した大谷は、３回表の第２打席に放った３ランホームランに続き、５回表の第３打席にも２打席連続となる３ランをバックスクリーン右へ放っている。

【動画】詰まった当たりでこの打球！大谷翔平、この日２本目の３ラン!! 　第１打席こそ、阪神先発の才木浩人の前に空振り三振を喫した大谷だが、３回の第２打席では、才木のアウトローへのフォークをすくい上げてセンターバックスクリーンへの特大３ランアーチ。しかし、その打棒は一発だけではとどまらない。

 　阪神２番手の左腕・富田蓮と対峙した５回の第３打席。２死一、二塁、フルカウントからの７球目、真ん中高めに甘く入った142キロのストレートに反応した大谷は、やや詰まりながらもセンター右に着弾する圧巻の２打席連続３ランを放った。

　試合は、この日から試合出場が解禁されたメジャーリーガーの打棒が爆発した。２本の３ランを放った大谷のほかにも、１番・センターで起用された侍ジャパン史上初の日系人選手のラーズ・ヌートバーが初回に初ヒットを放てば、３回には先制のタイムリーヒット。またポスティング・システムで今オフにボストン・レッドソックスに移籍した吉田正尚は５番・レフトで起用され、５回の第３打席でレフトフェンス直撃のタイムリー二塁打を放っている。メジャーリーガー勢が全８打点を挙げる活躍を見せている。

　また、投手陣は先発・山本由伸が３回を投げ１失点、被安打４、４奪三振の内容で、３回に近本光司にソロアーチを浴びている。その後、２番手の高橋奎二が３イニングを、３番手の松井裕樹が１イニングを無失点で抑えると、８回は湯浅京己が０点に抑え、９回も守護神の栗林良吏が無失点に抑えた。

　日本は阪神を８対１で下し、強化試合の通算成績を４勝１敗としている。７日にはオリックス・バファローズとの強化試合に臨む。

構成●THE DIGEST編集部
【動画】「規格外とか言うレベルを超越」大谷の“片手３ラン”をチェック

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