侍ジャパン

「マジで野球辞めたい」大谷翔平の2打席連続弾&“変態打ち”に同僚・山川穂高は嘆き!?「同じ競技やってると思えない」【WBC】

THE DIGEST編集部

2023.03.07

大谷の放った2発をベンチで見守った山川は独特な表現で率直な想いを口にした。写真:滝川敏之

 列島を騒然とさせた2連発は、同僚たちの度肝を抜いた。

 3月6日に行なわれた阪神との強化試合で侍ジャパンが8対1で勝利した。3日後に開幕するワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の初戦に向けて弾みをつけた一戦で、異彩を放ったのは、チーム合流後初実戦となった大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)だった。

 3回表の第2打席で阪神先発の才木浩人が「打ち取れる」と確信して投じた外角低めへのフォークに膝をつきながら反応。鋭いスイングでかち上げてセンターバックスクリーンへと放り込んだ大谷は、もう止まらなかった。

 2死一、二塁の局面で迎えた5回表の第3打席では、阪神の左腕・富田蓮が高めに投じたストレートをインパクト。打った瞬間にバットを折られ、詰まった当たりだったが、図抜けたパワーで再びスタンドまで運んでしまったのである。
 
 SNS上で「スーパースター」「大谷は怪物」「異次元すぎる」といったワードがトレンド入りし、日本全土に自らのポテンシャルを見せつけた28歳には、他でもない侍ジャパンメンバーも驚きを隠さない。昨季にパ・リーグ本塁打王に輝いた山川穂高(西武)は、「あれはね、何て表現したらいいんだろ。マジで野球辞めたいっす。マジで『つまんね』みたいな感じ」と独特な表現で振り返った。

「あれは努力しても無理でしょうね。ちょっと同じ競技やってるとは思えない。2本目はバットが折れてましたし、1本目はふざけてるでしょ……。(自身のヒントには)ならない。全くなんない。あんなんは競技が違う」

 眼前で見せつけられた驚きの打棒の数々。西武の主砲として活躍する山川も「ふざけないでほしい。すげぇというか引いたっすもん(笑)」とこぼすのが精一杯。ファンを歓喜させた2打席はプロでさえも衝撃を抱くものだった。

構成●THE DIGEST編集部

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