ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）を戦う韓国代表チームの元にこの上ない朗報が届いた。

　３月６日に行なわれた強化試合（オリックス戦）の８回、リリーフしていたコ・ウソク投手が突然首から肩にかけての痛みに襲われて緊急降板。選手本人は「投げながらあまり良い感じがしなくて、無理をしてはいけないなと。大丈夫だけど、回復が必要だと思う」とコメントしていた。

　一夜明け、精密検査を受けたところ、「大きな問題なし」と診断された。阪神との強化試合のあと、韓国代表のイ・ガンチョル監督は「単純な筋肉痛だと分かって、現在は特に異常もない。明日キャッチボールを少しやってみて、やれれば大丈夫なのではないか」と見解を示している。

　火曜日のゲームは大事を取って登板はなし。14年ぶりのベスト４進出を狙う韓国は、貴重なクローザー候補の欠場回避にホッと胸をなでおろしただろう。阪神戦後に『朝鮮日報』紙の取材に応じた24歳ストッパーは「コンディションは大丈夫。だいぶ（状態は）良くなっている」と答えて、笑顔を見せたという。１次ラウンド・第２戦の日本戦出場も問題なさそうだ。
  　コ・ウソクは今年１月、韓国メディアから「日本の大谷翔平にどう挑むのか？」と問われると、「大谷とは真っ向勝負がしたい。でも投げる場所がなければ、痛くないようにぶつけようかな」と冗談交じりに発言。これが“故意死球発言”だと物議を醸し、のちに釈明する騒動に発展していた。

構成●THE DIGEST編集部

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