野球世界一を決めるワールド・ベースボール・クラシック（WBC）が３月８日、オランダ対キューバの一戦で開幕した。オランダがキューバに４対２で逆転勝利を収めている。

　台中インターコンチネンタル球場で行なわれた試合は２回、キューバが２死一塁の場面でY・ムヒカがライト線への二塁打を放ち、１点を先制する。一方のオランダは４回、先発した中日ドラゴンズに所属するジャリエル・ロドリゲスを攻略し、２死二塁からグレゴリアスがレフト前へのタイムリーを放ち、同点とした。

【動画】WBC今大会最初の得点はキューバ！ ムヒカの先制二塁打をチェック 　互いに４回、５回と無失点で迎えた６回、オランダはキューバ２番手のガルシア、３番手のビエラを攻め立て、パラシオスのタイムリーとトロンプの２点タイムリーで３点を奪い勝ち越しに成功する。キューバもすぐさま反撃し７回にギベルトの二塁打とムヒカの内野ゴロの間に１点を返す。

　８回にはキューバがソフトバンク守護神のモイネロを投入。オランダの６番でNPB１シーズン最多ホームラン記録（60本）を持つバレンティン（元ヤクルト、ソフトバンク）との元同僚対決も見られたが、ここはモイネロが154キロのストレートでレフトフライに打ち取った。

　結局、試合はオランダが４対２で接戦を制して開幕戦を勝利で飾った。

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