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侍ジャパン

「繋ぐのが自分の役割」大谷翔平とヌートバーの間を打つ近藤健介の“フォア・ザ・チーム”の精神「何番を打ってもその気持ちでいたい」【WBC】

THE DIGEST編集部

2023.03.10

中国との試合を終え、近藤が会見に答えた。写真:鈴木颯太朗(THE DIGEST)

中国との試合を終え、近藤が会見に答えた。写真:鈴木颯太朗(THE DIGEST)

 3月9日に東京ドームで行なわれたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のプールB開幕節で、日本代表は中国代表に8対1で完勝。大注目の試合後、「2番・ライト」で先発出場し、4打数1安打2四球と活躍した近藤健介(ソフトバンク)が会見に答えた。

「苦しい展開でしたけど、初戦で緊張感もあるなかで、何とか勝ててよかったです」とゲームを振り返った近藤。この日は「勝つことにいかに貢献できるか。そこだけ意識してやってました」という。

 ラーズ・ヌートバー(セントルイス・カーディナルス)と大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)、2人のメジャーリーガーに挟まれた2番という打順については「繋ぐことを大前提として、2人以外にも強打者が控えていますし、打線が円滑に回るようにと考えています」とコメント。その役割に慣れたかという質問には「国際大会なので慣れとかはないんですけど、一打席一打席勝負だと思って打席に立っています」と話した。

 チームの雰囲気は「初戦をしっかりとした形で勝ち切れましたし、そういう(不振だった)選手にもヒットが出て、翔平も投げて打って、いい投球をして打点も上げてくれたので、チームとしてはいい形で明日につながると思います」と良好。特に投打に躍動した大谷については「ファンのみなさんもそうだと思いますし、僕たちも乗せてもらった」と話した一方、「“おんぶにだっこ”にはならないように、明日も頑張りたいです」と気を引き締めた。
 
 強化試合と本番の違いについて「セレモニーで緊張感が湧いてきましたし、試合も国際大会ならではの緊迫したものにもなってくると思うので、そういった部分の緊張感はありました」と語った近藤。

 明日の韓国戦へ「相手というよりまずは自分たちの野球を。僕自身も自分のプレーをしっかりできるようにすれば、それがチームの力になると思うので。そこを意識したいです」と意気込み、「良い形で勝てたので、明日につながるようにしっかり休んで明日を迎えたい」と話した。

 また、この日のベンチには、故障により代表を辞退した鈴木誠也(シカゴ・カブス)のユニフォームが飾ってある。これに関して聞かれた近藤は「ワンチームということで『誠也の気持ちも』っていう部分もありますし、本人が一番残念だと思うので、その気持ちを持って戦いたい」とコメント。誰が発案したかは「わからないですけど、チームはみんなそういう気持ちでやっている。誠也もインスタで自分のユニフォームを投稿していましたし、その思いも持って戦いたいなと思います」と語った。
 
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