３月９日、ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）は、東京ドームで１次ラウンド「プールB」開幕節の日本vs中国を実施。日系人選手として初の代表入りを果たしたラーズ・ヌートバー（セントルイス・カーディナルス）は、「１番・中堅」でスタメン出場し、攻守にわたって存在感を示している。
【動画】大谷翔平もガッツポーズ！ヌートバーの“鮮やかスライディングキャッチ”をチェック

　会場から特に大きな歓声が沸き起こったのが、１点リードで迎えた３回表の１死走者なしという場面だ。中国の８番打者が打ち上げた浅い飛球に対し、中堅から果敢なチャージを見せたヌートバーは、華麗なスライディングキャッチを披露。これには、先発の大谷翔平（ロサンゼルス・エンジェルス）も両手でガッツポーズを作っていた。

　初戦から飛び出したこのファインプレーに熱狂しているのは、もちろん日本だけではない。MLB公式は、実際の映像を共有した上で、「ラーズ・ヌートバーが信じられない」と称賛のツイート。さらに、侍ジャパン史上初の日系人メジャーリーガーに対し、開幕前から熱い視線を注いできた米メディアでは、さまざまな反応が上がっている。
  　さらに、米放送局『FOX Sports: MLB』が、同シーンの動画を公式ツイッターに掲載すると、米メディア『Jomboy Media』の番組『Talkin' Baseball』は、「ラーズ・ヌートバー、なんというキャッチだ！」と興奮気味に反応。マウンド上で見られた大谷のリアクションに注目を寄せ、「ショウヘイも認めている！」と綴っていた。

　なお打者としては、初回の第１打席からいきなりセンター前ヒットで出塁し、その後、さらに押し出し四球で先制のホームを踏んだヌートバー。日本代表が2009年の第２回大会以来、14年ぶり３度目の世界一を狙う今大会、その存在からは目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

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