埼玉西武ライオンズの源田壮亮が１月14日、球団施設内で行なっている自主トレを公開。若い選手たちとコミュニケーションをとりながら、軽快に身体を動かした。

　午前10時過ぎ、新人たちが合同自主トレを行っているCAR3219フィールドに登場した源田組。連日恒例となっているサッカーボールを使ったウォーミングアップで身体をほぐすと、室内練習場へ移動し、交代でノッカーを努めながらの守備練習へ。今回の自主トレに参加している滝澤夏央や、山村崇嘉、川野涼多ら、若手内野手たちにアドバイスする姿も見られた。

　その後、マシンを相手に打ちこみを行ない、この日は約３時間で練習終了となった。

「状態はいいですね。痛いところもないですし、練習を始めてずっと動いていますけど、嫌なハリとかはないので、すごくいいと思います」

　先日、今年３月に開催されるWBCの先行メンバーが発表。源田は、メンバーの一番初めに名前が呼ばれた。取材陣からは、WBCについての質問が自然と多くなった。

「ワクワク感もありますし、同時に緊張感もあります。前回大会（2017年）はテレビで見ていましたが、やはり凄い注目度が高かったですし、今回、他の国のメンバーを見ても力の入れ具合が凄い。日本代表の一員として戦えることを光栄に思いながら、しっかり準備したいと思います」
  　東京五輪代表に引き続いての侍JAPAN入り。それを聞かされたのは昨年のクリスマスイブだった。

「地元にいたんですが、（栗山監督から）お電話をいただいて『世界一のために力を貸して欲しい』と言われました。『お願いします』と返したら『１日早いクリスマスプレゼントだよ』と言われました」

　聖なる夜に、とても大きなプレゼントを受け取ることんなった源田。その期待に応えるべく、準備は着々と進めている。

「出力を上げたダッシュやベースランニングなど、ケガをしやすい動きは、例年以上にやっておかないといけないと思っているので、いつもより早くスパイクを履いてやりたい。打つことは他にしっかり（選手が）いるので、僕は周りを見ながらできることをやりたいと思っていますし、まず守備を100%しっかりできないと（選ばれた）価値はないと思うので、そこはしっかり準備したいと思います」