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ついメジャーでの“癖”が出てしまった大谷翔平。中国戦の微笑ましいシーンに米注目「ショウヘイが愛らしい」【WBC】

THE DIGEST編集部

2023.03.10

二刀流で侍ジャパンの勝利に貢献した大谷。その一挙手一投足に注目が集まった。(C)Getty Images

 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)初戦で見られた二刀流スターの"微笑ましいシーン"が話題となっている。

 3月9日、日本代表の大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)は、東京ドームで行なわれたWBCの1次ラウンドプールBの中国戦に「3番・投手兼DH」で先発出場。投げては4回(49球)を投げ、被安打1、無失点、5奪三振、打ってはフェンス直撃のタイムリー二塁打を含む4打数2安打2四球2打点と躍動。侍ジャパンの8対1での大勝に貢献した。

 期待通りに異彩を放った大谷。彼の一挙手一投足には、多くのファンやメディアが熱視線を送ったのだが、米メディアで話題となったのは、1回表が終了した直後のワンシーンだ。

 わずか11球で中国打線を三者凡退に抑えた大谷は、上々の滑り出しを切ると、マウンドを降りながら球審に右手を差し出した。これは投手が粘着物質を使用していないかをイニング間に審判がチェックするというメジャーでは恒例のルールに対するものだった。
 
 しかし、今大会はそのルールが設けられていないため、球審も「いや、いらないよ」と本人に説明。すると、勘違いに気づいた大谷は、笑顔で相手の肩をポンとたたいてベンチに下がった。

 ついつい普段の癖が出てしまった大谷。この何気ないやり取りには、"野球の本場"からも反響が続々。米メディア『The Game Day MLB』の公式ツイッターは、実際の映像を掲載した上で、泣き笑いの顔文字を添え、「ショウヘイ・オオタニがWBCで粘着物質チェックがないことを忘れていた」と状況を説明している。

 さらに、野球のありとあらゆるデータを紹介している米専門サイト『Codify Baseball』が、「WBCで存在しない粘着物質チェックに応じるショウヘイ・オオタニ」と呟けば、米オッズサイト『Draft Kings』などに寄稿しているジャレッド・カラビス記者も、「WBCで粘着物質チェックされると思っているショウヘイが愛らしい」と反応していた。

 投打にわたるパフォーマンス以外でも世界からの注目を集める大谷。好スタートを切った今大会では、果たしてどのようなフィーバーを巻き起こすだろうか。投手としては、順調に1次ラウンドを突破すれば、準々決勝での登板が見込まれている。

構成●THE DIGEST編集部

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【動画】審判の肩を笑顔でポンポン! 米メディアも注目した大谷翔平の微笑ましいシーン