第５回ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）は３月10日、１次ラウンド・プールBの日本代表対韓国代表が東京ドームで行なわれ、13対４で日本が勝利を収め、2連勝を飾った。

　日本の先発はダルビッシュ有。１回、２回を難なく三者凡退に打ち取ると、韓国先発のキム・グァンヒョンも序盤を０点に抑え込む。前日の中国戦で打者として２安打２打点、投手として４回無失点の活躍を見せた大谷翔平は３番・指名打者で先発。第１打席は三振に倒れた。

【動画】大谷翔平の打棒爆発のシーン！連日のタイムリーヒット 　０-０で迎えた３回、ダルビッシュはカン・ベクホに左中間への二塁打を許すと、続くヤン・ウィジにレフトスタンドへの特大の２ランを浴び２点を先行されてしまう。さらに、村上宗隆のエラーから、３番のイ・ジョンフにライト前のタイムリーを許し、この回に３点を奪われた。

　しかし、日本はその裏、すぐさま反撃。キム・グァンヒョンに対し、源田壮亮、中村悠平が四球で出塁すると、１番のラーズ・ヌートバーがセンター前へタイムリー。なおも無死一、三塁で近藤健介がセンターオーバーのタイムリー二塁打を放ち、中村が生還して１点差に。無死二、三塁となって迎えるバッターは３番の大谷翔平。しかしここは申告敬遠で一塁へ歩かされる。

　４番の村上が倒れた後、５番の吉田正尚がセンター前へ弾き返す。これが２点タイムリーとなり、日本が４-３と逆転に成功する。さらに５回には、近藤に今大会１号のソロホームランが飛び出し、５-３とリードを広げると、続く大谷が一塁線を破る二塁打で出塁。村上は内野ゴロで倒れるも、続く吉田がライトへの犠牲フライで大谷が還り６-３と韓国を突き放した。

　６回にソロ本塁打で１点を返されたものの、またもその裏に反撃。中野拓夢の三塁打からチャンスを広げ、押し出しで１点を追加。無死満塁から大谷翔平が初球のフォークをライト前へ打ち返し、８点目を挙げる。さらに村上の犠牲フライで９-４とし、リードを５点に広げた。その後も吉田、岡本和真と連続タイムリーで11-４と韓国を突き放す。

　日本は７回裏にも先頭の中野がレフト前ヒットで出塁すると、ヌートバーの右前打で１死二、三塁のチャンス。続く近藤が四球を選ぶと、続いて大谷翔平。ワイルドピッチで12-４とすると、大谷は四球を選んだ。１死満塁の場面で、４番の村上はフルカウントから見逃しの三振。続く吉田には再び押し出しの四球で13-４となる。

　日本は終盤を宇田川優希、松井裕樹、高橋宏斗の継投で無失点で締め、13-４で大勝した。日本が今大会２連勝としている。

　日本は前日の中国戦に８-１で勝利。２連勝で１次ラウンド突破が俄然近づいてきた。

構成●THE DIGEST編集部
【画像】WBCに挑む侍ジャパン30名の顔ぶれを厳選PHOTOで一挙紹介！

【関連記事】「残酷すぎるミス」喜びすぎて走塁アウトの韓国打者を米記者は酷評！「集中力の欠如が原因だ」【WBC】

【関連記事】「まるでコントじゃないか！」ガム噛み騒動を起こした韓国打者の"大失態"に母国メディアも愕然！「痛すぎるミスだ」