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猛攻の“火付け役”ヌートバーが「歓声にエネルギーをもらった」と感謝! 連夜の好捕を生んだ “陰の立役者”は?【WBC】

THE DIGEST編集部

2023.03.11

走攻守でチームに貢献したヌートバー。韓国戦でもお馴染みの“ペッパーグラインダー”ポーズを披露した。写真:梅月智史

 3月10日に東京ドームで行なわれたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の1次リーグはプールB第2戦で、日本代表は韓国代表に13-4で快勝した。

 終わってみれば、13安打13得点の快勝劇。あわやコールドゲームという展開で、攻撃陣の"火付け役"となったのは、ラーズ・ヌートバー(セントルイス・カーディナルス)だ。3点を追う3回にはタイムリーヒットを放つなど前日の中国戦に続く連夜のマルチヒットを記録した。

 試合後、25歳の切り込み隊長は「全体的に凄い良かったですし、チームの雰囲気も素晴らしい。なによりファンの皆さんの歓声にエネルギーをもらいました」と、激闘を制した喜びを率直に語った。

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 試合前には初めて声出しを行なったヌートバー。その時の心境については「事前に韓国戦で円陣の声出しをするっていうのは決まっていたんですけど、あまり考えずその時に思った正直な気持ちを言っただけです」と振り返った。

 ちなみにヌートバーは円陣において通訳を介し、「兄弟として、家族として、残り6試合だ。昨日の夜(中国戦)で緊張は解けたと思うから、今日は自由にプレーしよう!」とメッセージを発信。続けざまに日本語で「がんばりまっさー、さあ行こう!」とナインの心を引き締めた。
 
 また、中国戦に続けて韓国戦でもセンターで美技を披露した25歳は、「清水(雅治)コーチの教えてくれたポジショニングが素晴らしい! 清水コーチのおかげといっても過言ではない」と外野守備走塁コーチとして熱心に指導してくれた清水コーチに感謝したうえで、守備時の心構えを話した。

「ピッチャーも全員頑張っているので、自分の近くの打球は全て取ってやろうと、ピッチャーを助けてあげようという思いで守っています」

 攻守に好パフォーマンスを披露した背番号23。3月11日のチェコ戦に向けては、「1試合1試合集中して、目の前の試合に集中して勝ちたいと思うので、明日も勝つことを願っています」と意気込んでいる。

構成●THE DIGEST編集部

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