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連夜の大活躍に高橋尚成氏が“ヌートバー批判”を謝罪。元巨人戦士が「謝らなければならないと思った」一打とは?【WBC】

THE DIGEST編集部

2023.03.11

攻守でハッスルプレーを披露し続けているヌートバー。彼の存在感に高橋尚成氏も考えを覆されたようだ。写真:梅月智史

 連日連夜の大活躍に、レジェンドも"不安"を払拭されたようだ。

 3月10日に、現役時代に巨人やメジャーリーグで活躍した高橋尚成氏が自身のYouTubeチャンネル「高橋尚成のHISAちゃん」を更新。ワールド・ベースボール・クラシックの日本代表で活躍を続けるラーズ・ヌートバー(セントルイス・カーディナルス)への自らの発言を謝罪した。

 高橋氏は1月下旬に同YouTubeチャンネルに投稿した動画内で、ヌートバーの侍ジャパン選出に「すごく良かったんじゃないかなと思います」としたうえで、「正直、必要があるのかな、というような選手だと思います」と指弾。「選手としては決して選ばれるような選手ではないと僕は思っています。日本の外野手の方がもっといい選手がたくさんいると思います」と手厳しい意見を述べていた。

 一部の野球ファンの間で波紋を呼んだ発言だったが、ヌートバーは高橋氏の見立てに反するように活躍。このWBCでは打率.500、OPS.1.136、出塁率.636と「切り込み隊長」としてこれ以上にない結果を残している。
 
 これに高橋氏も考えを覆されたようだ。新たに投稿した動画内では9日の中国戦について「初戦を快勝、いい戦いをしましたね」と振り返りつつ、「僕がちょっとマイナスな意見を言いましたけど。でも昨日の活躍はすごく良かったですけど、決してヌートバーを応援してないという訳ではないので。いろんな不快な思いをさせたのはもちろん、謝らなくてはいけない」としっかりと謝罪した。

 さらに「ヌートバーの活躍は認めざるを得ない。勘違いというところもありますし、解説者としてまだまだ、発信者として不適切な言葉だった」と続け、中国戦で初球をヒットとしたヌートバーのパフォーマンスを次のように称賛した。

「あのプレッシャーのなか、先頭初球、バットにコンタクトすることはかなり勇気がいる。侍ジャパンに勢いをつけた。あの一打で僕は認めて、謝罪しないといけないと思った。さすが選ばれるだけのことはあるし、それだけの空気を作る選手なんだなと思った」

 歯に衣着せぬ解説が話題となる高橋氏の考えを覆させたヌートバー。その出色のパフォーマンスには、あっぱれと言うほかない。

構成●THE DIGEST編集部

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