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侍ジャパン

「チェコに勝てる保証などないぞ!」崖っぷちの韓国代表に母国メディアが最大警戒を促す!「最後に奇跡を起こすために…」【WBC】

THE DIGEST編集部

2023.03.11

日本戦でも侮れない相手であることを証明したチェコ代表。日曜日は2連敗の韓国と対戦する。写真:鈴木颯太朗

日本戦でも侮れない相手であることを証明したチェコ代表。日曜日は2連敗の韓国と対戦する。写真:鈴木颯太朗

 3月11日、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の1次ラウンド第3戦で日本代表はチェコと対戦。1回表に先制点を奪われたものの、過去2戦と同じく好調の打線が着実に点を重ねて、終わってみれば10対2の快勝を収めた。先発登板の佐々木朗希は最高164キロをマークし、3回途中まで投げて被安打2、奪三振8,自責点ゼロの結果を残している。

 第1戦で中国に劇的な逆転勝利を挙げたチェコは善戦及ばずに黒星。それでも、攻守両面でミスが少なくよく整備されたチームで、東京ドームの観衆に清々しい印象を与えたのは間違いない。

 鮮烈なインプレッションを受けたのは、韓国メディアも同様だったようだ。『SPOTV News』は「序盤の日本を苦しめたチェコに韓国は勝てるのか?」と題した記事を掲載。2連敗の韓国代表は3大会連続の1次ラウンド敗退が目前で、まさに崖っぷちの状況下。明日日曜日の第3戦でチェコから勝利を飾れなければ、即敗退が決定となる。

『SPOTV News』は「日本との戦いを見て、チェコは想像以上にまとまりがあるチームだと分かった。まったく侮れない総合力で、初回に先制点を奪うなど日本を困惑させたほどだ」と書き出し、次のように論じている。

「さすがに日本のバッター陣に打ち込まれて敗れたが、いわゆる弱小国ならではの守備のミスや稚拙なプレーはほとんど見られなかった。むしろ守備のレベルは高く、韓国もロースコアで終盤にもつれ込めば勝負は分からない。勝てる保証などないのだ」
 
 韓国が準々決勝進出を果たすためには“奇跡のシナリオ”を完遂しなければならない。

 明日の試合でオーストラリアが日本に敗れて、韓国がチェコに勝利。そのうえで月曜日の最終戦、韓国が中国に勝ってチェコがオーストラリアを下すのが条件だ。韓国、オーストラリア、チェコが2勝2敗で並び、当該チーム同士の対戦成績もすべて「1勝1敗」で同じなら、あとは失点率、防御率、打率、抽選の順で2位が決定する――。なんとかこの「失点率」で突破するのが韓国の思惑だ。

『SPOTV News』は「最後に奇跡を起こすため、まずはしっかり残りの2試合で勝利することだ。そしてできるだけ点差を付けて勝てれば見えてくるものがあるだろう」と韓国代表に発破を掛けつつ、「いずれにせよ、哀れな立ち位置である点に変わりはない」と現実も直視した。

構成●THE DIGEST編集部

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