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侍ジャパン

山本由伸は「援護なしで大丈夫」。“元同僚”に最大級の信頼を寄せた吉田正尚、チェコ戦での殊勲打は「たまたま」【WBC】

THE DIGEST編集部

2023.03.12

チェコとの試合後、吉田が会見に応じた。写真:鈴木颯太朗(THE DIGEST写真部)

チェコとの試合後、吉田が会見に応じた。写真:鈴木颯太朗(THE DIGEST写真部)

 3月11日に東京ドームで行なわれたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のプールB第3戦、チェコ代表との試合で日本代表は10対2で快勝した。試合後、「5番・レフト」で先発して2打数2安打3打点1死球の活躍で勝利に貢献した吉田正尚は、自身のパフォーマンスを振り返った。

 開口一番「勝ててよかったです」と口にした吉田。日本の打者が相手先発、オンジェイ・サトリアの遅球を打ちあぐねていたなかで、2回裏にチーム初ヒットを放った第1打席を「中国戦も、緩い球に自分自身もやられてしまっていたので、今日は同じミスをしないよう、自分の強いスイングがしっかりできるように心がけていました」と振り返った。

「そこから打線が勢いづいたのでは?」との問いには「たまたまです」と謙遜。3回裏に放った逆転タイムリーツーベースについては「詰まりました。何とかいい所に飛んでくれましたね。結果オーライで、点が取れてよかったです」と笑顔で語り、4回にセンターへの犠牲フライで追加点をあげた打席も「(ランナーが)得点圏にいたら打点をあげられるように、ランナーがいなければチャンスメイクというところは変わらず常日頃からやっているので、その結果が出てよかったです」と話した。
 
 逆転打を放った直後の守備に就く際、観客からは大声援が贈られたが、本人は「夢中になったのであまり覚えていなかった」。相手のシフトの間を抜く巧みなヒットにも「運が良かっただけ。たまたまです。(相手の守備位置を見て打っているわけでは)ないです」と話し、広報を通じての「お待たせしました」の談話の意味は「長くなるのでここでは言えない。あまり深い意味はないので探らんといてください」と笑顔で煙に巻いた。

 昨季までオリックス・バファローズでチームメイトだった宇田川優希、宮城大弥のピッチングに「頼もしい限り」。同じく元同僚で、12日のオーストラリア戦で先発する山本由伸には「援護なしで大丈夫なんじゃないですか」と、ジョークを交えつつ最大限の信頼を寄せた。

 ここまで8打点は大会トップ。「打点はみなさんのおかげなんでありがたいです」と打線へ感謝し、「本当にたくさんのファンのみなさんの声援が届いています。勝って喜びを分かち合うことが一番だと思いますので、明日もしっかり戦いたいと思います」と次戦のオーストラリア戦に向けて意気込んだ。

構成●THE DIGEST編集部

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