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「最終戦でチェコが豪州に5対4で勝てば…」韓国代表が8強へ進む“奇跡のシナリオ”を母国メディアが提示!「終盤の3失点が余計だった」【WBC】

THE DIGEST編集部

2023.03.12

チェコ戦でようやく今大会初勝利を挙げた韓国代表。終盤の3失点が8強進出に向けてどう影響するか。(C)Getty Images

 3月12日、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の1次ラウンド第3戦、韓国vsチェコ戦が東京ドームで開催され、韓国が7対3で勝利した。ようやく今大会初白星を挙げ、通算成績を1勝2敗としている。

 ただ、地元メディア『X Sports』は「突破の条件がさらに厳しくなり、もはや絶望的だ」と記し、「ひとつでも多く点差を付けるべきだったのに、終盤の3失点が余計だった」と、またしても踏ん張れなかったリリーフ陣に苦言を呈した。

 そのうえで、同メディアは韓国が準々決勝ラウンドに進むための"奇跡のシナリオ"を描いた。

 まず、日曜日ナイターでオーストラリアが日本に敗れるのが大前提だ。もしオーストラリアが日本に勝利すれば、この時点で3勝0敗となる彼らのプールB2位以内が確定するからだ。

 韓国が狙うのは、最終日(月曜日)に中国に勝利したうえで、最終的にチェコ、オーストラリアと「2勝2敗」で並ぶパターンだ。大会規定によると、勝率で並んだ場合は当該チーム同士の対戦成績が優先されるが、これは3チームとも1勝1敗で同じ。次は失点率、自責点率、打率、抽選の順で2位が決定する(すべては当該チーム間での数字)。
 
 となると、関わってくるのは失点率だ。『X Sports』が示した韓国突破への答えは「最終戦でチェコがオーストラリアに5対4で勝てば行ける」だ。そのスコアで終われば、該当2試合での韓国が18イニング・11失点なのに対して、チェコが17イニング・11失点、オーストラリアが18イニング・12失点となり、失点率で韓国が最上位に浮上する。いずれも日本戦の失点数はカウントされない。

 延長戦に入ればまた計算が変わってくるが、簡単に言えば「チェコが4失点以上して勝ち、オーストラリアが5失点以上して負ける」のが、韓国にとっての"奇跡のシナリオ"だ。かなり複雑で厳しい条件だが、可能性はゼロではないだろう。まずは今夜の日本vsオーストラリア戦の結果が注目される。

構成●THE DIGEST編集部

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