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気迫のピッチングも5回途中降板 大谷翔平、満塁のピンチから2点タイムリーを許す【WBC】

THE DIGEST編集部

2023.03.16

3番・投手で先発している大谷。写真:鈴木颯太朗

 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は3月16日、準々決勝の日本代表対イタリア代表が東京ドームにて、19時のプレーボールで行なわれている。

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 日本は、3番・投手兼指名打者の大谷翔平がマウンドに上がった。初回、大谷は先頭のフレリックを140キロのスプリットで三振に仕留めると、続くロペスを三塁ゴロに斬って取る。3番・ドミニク・フレッチャーへの初球ストレートは160キロをマーク。この後、ヒットを許すものの、4番のサリバンをセカンドゴロに打ち取った。
 大谷は2回も球場に響き渡る唸り声を上げながら快調なピッチング。5番・パスカンティーノはこの日最速の164キロのストレートで空振りの三振に打ち取る。続くマストロブオーニを二ゴロ、さらにフリシアをやはり160キロ超のストレートで三振に仕留めた。

 3回、大谷は内野ゴロ3つで三者凡退に斬って取ると、その裏の攻撃では1死一塁の場面で打席に入った大谷が意表を突くセーフティバントで相手の悪送球を招き、1死一、三塁にチャンスを広げる。続く吉田正尚の内野ゴロの間に1点を挙げると、6番の岡本和真に3ランアーチが飛び出す。

 4点のリードを得た大谷だが、4回はボールが先行。2死一、二塁とピンチを迎えると、6番のマストロブオーニはレフトへの大きなフライを放つ。レフトの吉田はフェンスに激突しながらも好捕を見せ、この回もゼロで凌ぎ切った。

 大谷は5回もエンジェルスの同僚デビッド・フレッチャーに安打を許すなど、満塁のピンチを迎えると、3番のドミニク・フレッチャーに2点タイムリーを許し、ここで降板となった。

 大谷は4回2/3を投げ2失点、被安打3、5奪三振、四球1、死球2の内容でマウンドを降りた。

 日本はこの試合に勝てば5大会連続のベスト4進出となる。

構成●THE DIGEST編集部
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