ついに飛び出した"村神様"の一打に二刀流スターも大喜びだ。

　３月16日、いよいよノックアウトステージが始まった第５回ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）は、東京ドームで準々決勝の日本vsイタリア戦を実施。2009年の第２回大会以来、14年ぶり３度目の"世界一"を狙う前者は、手に汗握る攻防戦が繰り広げられたなか、９対３の快勝を収め、５大会連続の準決勝進出を決めた。
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　この日、場内を沸かせた一人が、１次ラウンド４試合で14打数２安打、打率.143と不振にあえいできた村上宗隆（ヤクルト）だ。今大会初めて４番を外れ、「５番・三塁」でのスタメン出場。２点リードで迎えた５回の無死一、二塁という場面で第３打席に上がると、初球を鮮やかにインパクトし、これが左中間へのタイムリー二塁打となった。

　待望の一打を放ち、力強いガッツポーズとともに笑顔が弾けた村上。その後、ベンチで大谷翔平（ロサンゼルス・エンジェルス）とハイタッチを交わし、うれしそうに迎え入れられる姿も見られたが、これには、WBCの試合中継を行なっている米スポーツチャンネル『FOX Sports』も注目し、「オオタニはそれが大好きだ」と呟いている。
  　さらに、米メディア『Barstool Sports』のポッドキャスト番組「Starting9」は、『FOX Sports』が投稿した実際の映像を引用すると、「ショウヘイは今、最高に盛り上がっている」と公式ツイッターに投稿。なかなか本領を発揮できずに苦しんでいた村上にようやく長打が生まれ、喜びを爆発させていた二人のやり取りに思わずほっこりしたようだ。

　なお、７回の第４打席でもレフトへの二塁打を放ち、３打数２安打１打点１四球と躍動した村上。米フロリダ州マイアミに舞台を移し、開催される準決勝以降もそのパフォーマンスに期待だ。

構成●THE DIGEST編集部

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