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侍ジャパン

「ゲンダは侍Jの中心かもしれない」MLB公式が源田壮亮を異例の特集!負傷後に復帰した“不屈の精神”を称賛【WBC】

THE DIGEST編集部

2023.03.20

右手小指を骨折するもイタリア戦で復帰を果たした源田。写真:鈴木颯太朗

右手小指を骨折するもイタリア戦で復帰を果たした源田。写真:鈴木颯太朗

 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でここまで勝ち上がってきた日本代表は3度目の世界一まで、あと2勝と迫っている。現地20日(日本時間21日)には、メキシコ代表との準決勝に臨むこととなる。
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 これまで侍ジャパンは、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)や、ダルビッシュ有(サンディエゴ・パドレス)らメジャーリーガーがチームの中心として存在感を発揮。山本由伸(オリックス)、佐々木朗希(ロッテ)、近藤健介(ソフトバンク)といったNPBのトッププレーヤーも国際舞台で華々しい活躍を見せ、世界中のメディアから称賛を浴びている。

 そんななか、現地時間3月19日、メジャー公式サイト『MLB.com』では侍ジャパンの特集記事を掲載。とりわけ熱視線を送ったのは、右手小指を骨折しながらもイタリア戦にスタメン出場を果たした源田壮亮(西武)だ。

 まず、同メディアは冒頭で背番号2をこう紹介している。

「彼はオオタニのように世界的な選手ではないかもしれないし、ダルビッシュ、ラーズ・ヌートバー、マサタカ・ヨシダのようにメジャーと契約しているわけでもない。沢村賞を2度受賞したヤマモトのような能力も、ムネタカ・ムラカミのようなホームラン記録も持っていない。しかし、ソウスケ・ゲンダは侍ジャパンの中心かもしれない」

 続けて源田が韓国戦で負傷した際、大会から外れるという噂が流れていた点にも触れ、「特殊なバット・グローブを装着し、準々決勝のイタリア戦でスタメンに復帰した。この日の勝利で日本は準決勝に進み、メキシコと対戦することになった」として、準々決勝でのプレーを称えた。
 
 また、同メディアは源田の有能ぶりにも着目。「慣れないチームと対戦するこのような大会では、ゲームをスローダウンさせ、身体能力の高い選手に頼る必要がある。ゲンダもそんな選手の一人だ」と強調している。

 だが、同メディアは日本が優勝した場合、源田が攻守両面で高く貢献しても、「MVPに選ばれない可能性が高い」と予想。それでも、「もし日本がワールド・ベースボール・クラシックで3度目の王者となれば、ゲンダはその勝利の中心的存在となるだろう」と断言した。

 記事では、栗山英樹監督による「優勝するために間違いなく重要な選手」というコメントも紹介。ここからの戦い、不屈の精神を持つ30歳の勝負どころでのプレーが、日本に大きな勝利を手繰り寄せることになるのではないだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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