戦力の厚みが大いに称賛されている。
死闘となったワールド・ベースボール・クラシック(WBC)準決勝、日本対メキシコの試合は9回裏、村上宗隆(東京ヤクルトスワローズ)のサヨナラ2点タイムリーで劇的な幕切れを迎えた。
【動画】神様降臨! 村上宗隆のサヨナラタイムリーをチェック
日本は序盤からリードを許すも、全員があきらめずに執念で勝利を掴んだ。登板した4人の投手が最後まで自身の役割を全うし、野手は今大会チーム最多となる15人がグラウンドに立っている。ベンチメンバーも含め、まさに総力戦で決勝進出を勝ち取った。
主力から控え選手までの層の厚さは、大会前より定評があった侍ジャパンだが、まさにこのゲームで、その威力が発揮されている。そして、開催国である米国メディアも日本のチーム力の高さを伝えながら、ここまでの躍進を振り返っている。
米スポーツ専門放送局『CBS Sports』では大会が終盤に差し掛かった3月20日、「2023年WBCで日本が大会を席巻した3つの理由」と銘打ったトピックを配信。今大会の日本の強さを支える主な3つの要因を紹介している。
最初に挙げられているのがメジャーリーガーの大会への意識の高さであると説明しており、「アメリカでは、メジャーリーグの義務としてWBCがどのような位置づけにあるのかが議論されているが、日本ではそのような議論はない」と指摘。その上で「MLBのチームメイトよりも明らかにこの大会を大切にしていること、そしてその結果、日本のチームが利益を得ている」と記している。
また、選手個人では村上、山本由伸(オリックスバファローズ)、佐々木朗希(千葉ロッテ)といった、近い将来MLB移籍が有力視される若き3選手が日本の戦力の中心的存在であると主張する。
さらに3番目に「強力なサポートプレーヤー」の存在にも触れており、打線で主力となっている近藤健介(福岡ソフトバンクホークス)や岡本和真(読売ジャイアンツ)、ここまでリリーフで存在感を示している今永昇太(横浜DeNAベイスターズ)や宮城大弥(オリックスバファローズ)の活躍を称えている。
同メディアは、これらの理由を強調しながら「日本野球の歴史は豊かで説得力がある」「彼らは世界的な才能を持ち、世界の舞台で何度も証明しようとする意欲が高い」として、日本球界のクオリティの高さを評した。
ここまで、観るものの心を揺さぶるゲームを続ける侍ジャパン。海外からの高い評価の通り、決勝の舞台でも、日本野球の神髄を見せ、世界の頂点に登り詰めることを期待したい。
構成●THE DIGEST編集部
【WBC PHOTO】「村上打ったー!」劇的サヨナラ勝利となった準決勝メキシコ戦を厳選ショットで振り返る!
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日本は序盤からリードを許すも、全員があきらめずに執念で勝利を掴んだ。登板した4人の投手が最後まで自身の役割を全うし、野手は今大会チーム最多となる15人がグラウンドに立っている。ベンチメンバーも含め、まさに総力戦で決勝進出を勝ち取った。
主力から控え選手までの層の厚さは、大会前より定評があった侍ジャパンだが、まさにこのゲームで、その威力が発揮されている。そして、開催国である米国メディアも日本のチーム力の高さを伝えながら、ここまでの躍進を振り返っている。
米スポーツ専門放送局『CBS Sports』では大会が終盤に差し掛かった3月20日、「2023年WBCで日本が大会を席巻した3つの理由」と銘打ったトピックを配信。今大会の日本の強さを支える主な3つの要因を紹介している。
最初に挙げられているのがメジャーリーガーの大会への意識の高さであると説明しており、「アメリカでは、メジャーリーグの義務としてWBCがどのような位置づけにあるのかが議論されているが、日本ではそのような議論はない」と指摘。その上で「MLBのチームメイトよりも明らかにこの大会を大切にしていること、そしてその結果、日本のチームが利益を得ている」と記している。
また、選手個人では村上、山本由伸(オリックスバファローズ)、佐々木朗希(千葉ロッテ)といった、近い将来MLB移籍が有力視される若き3選手が日本の戦力の中心的存在であると主張する。
さらに3番目に「強力なサポートプレーヤー」の存在にも触れており、打線で主力となっている近藤健介(福岡ソフトバンクホークス)や岡本和真(読売ジャイアンツ)、ここまでリリーフで存在感を示している今永昇太(横浜DeNAベイスターズ)や宮城大弥(オリックスバファローズ)の活躍を称えている。
同メディアは、これらの理由を強調しながら「日本野球の歴史は豊かで説得力がある」「彼らは世界的な才能を持ち、世界の舞台で何度も証明しようとする意欲が高い」として、日本球界のクオリティの高さを評した。
ここまで、観るものの心を揺さぶるゲームを続ける侍ジャパン。海外からの高い評価の通り、決勝の舞台でも、日本野球の神髄を見せ、世界の頂点に登り詰めることを期待したい。
構成●THE DIGEST編集部
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