侍ジャパン

「日本では米国のような議論はない」米メディアが侍ジャパンのチーム力を絶賛!「大会を席巻した3つの理由」とは?

THE DIGEST編集部

2023.03.21

日本が村上(55番)のサヨナラ適時打で決勝進出を決めた。(C) Getty Images

 戦力の厚みが大いに称賛されている。

 死闘となったワールド・ベースボール・クラシック(WBC)準決勝、日本対メキシコの試合は9回裏、村上宗隆(東京ヤクルトスワローズ)のサヨナラ2点タイムリーで劇的な幕切れを迎えた。

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 日本は序盤からリードを許すも、全員があきらめずに執念で勝利を掴んだ。登板した4人の投手が最後まで自身の役割を全うし、野手は今大会チーム最多となる15人がグラウンドに立っている。ベンチメンバーも含め、まさに総力戦で決勝進出を勝ち取った。

 主力から控え選手までの層の厚さは、大会前より定評があった侍ジャパンだが、まさにこのゲームで、その威力が発揮されている。そして、開催国である米国メディアも日本のチーム力の高さを伝えながら、ここまでの躍進を振り返っている。
 
 米スポーツ専門放送局『CBS Sports』では大会が終盤に差し掛かった3月20日、「2023年WBCで日本が大会を席巻した3つの理由」と銘打ったトピックを配信。今大会の日本の強さを支える主な3つの要因を紹介している。

 最初に挙げられているのがメジャーリーガーの大会への意識の高さであると説明しており、「アメリカでは、メジャーリーグの義務としてWBCがどのような位置づけにあるのかが議論されているが、日本ではそのような議論はない」と指摘。その上で「MLBのチームメイトよりも明らかにこの大会を大切にしていること、そしてその結果、日本のチームが利益を得ている」と記している。

 また、選手個人では村上、山本由伸(オリックスバファローズ)、佐々木朗希(千葉ロッテ)といった、近い将来MLB移籍が有力視される若き3選手が日本の戦力の中心的存在であると主張する。

 さらに3番目に「強力なサポートプレーヤー」の存在にも触れており、打線で主力となっている近藤健介(福岡ソフトバンクホークス)や岡本和真(読売ジャイアンツ)、ここまでリリーフで存在感を示している今永昇太(横浜DeNAベイスターズ)や宮城大弥(オリックスバファローズ)の活躍を称えている。

 同メディアは、これらの理由を強調しながら「日本野球の歴史は豊かで説得力がある」「彼らは世界的な才能を持ち、世界の舞台で何度も証明しようとする意欲が高い」として、日本球界のクオリティの高さを評した。

 ここまで、観るものの心を揺さぶるゲームを続ける侍ジャパン。海外からの高い評価の通り、決勝の舞台でも、日本野球の神髄を見せ、世界の頂点に登り詰めることを期待したい。

構成●THE DIGEST編集部
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