現地時間3月21日(日本時間22日)にフロリダ州マイアミにあるローンデポ・パークで行なわれたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の決勝は、日本代表がアメリカ代表を3対2で破った。
長年、野球界を支えてきた両国による頂上決戦。これに敗れたアメリカだけに、選手たちが悔しさを抱えていたのは想像に難くない。しかし、彼らは敗者となってもなお、勇ましく振る舞い続けた。ベンチでの光景が話題を呼んでいる。
試合直後だった。「USA」と刻まれた誇り高きユニホームを身にまとった選手とスタッフが一塁側ベンチで抱擁を交わし、お互いを労う。そして、手にした銀メダルを手に笑顔を浮かべたのだ。
もちろん3月31日のレギュラーシーズン開幕も迫っており、怪我無くWBCを終えられたことを選手たちはホッとしているのかもしれない。しかし、敗北を受け入れて、チームメイトを称え合ったアメリカの選手たちには賛辞が集まったのである。
米野球殿堂博物館のジョシュ・レイウィッチ館長は自身のツイッターに「彼らはベンチでサヨナラを言った」と投稿。そして、世界一を懸けて戦った母国の精鋭たちにエモーショナルなメッセージを寄せた。
「私は日本代表が今朝ホテルで同じことをするのを見て、一生続く絆をチームメイトたちが築いたこと、そしてファンが決して忘れることのない劇的な最後のアウトの思い出について考えずにはいられない。このWBCは数十年に渡って忘れられることはないだろう」
アメリカの善戦健闘がなければ、ここまでドラマチックな決勝にはならなかったかもしれない。それを考えても"野球の本場"に生まれた戦士たちが見せたグッドルーザーぶりは称賛に値する。
構成●THE DIGEST編集部
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試合直後だった。「USA」と刻まれた誇り高きユニホームを身にまとった選手とスタッフが一塁側ベンチで抱擁を交わし、お互いを労う。そして、手にした銀メダルを手に笑顔を浮かべたのだ。
もちろん3月31日のレギュラーシーズン開幕も迫っており、怪我無くWBCを終えられたことを選手たちはホッとしているのかもしれない。しかし、敗北を受け入れて、チームメイトを称え合ったアメリカの選手たちには賛辞が集まったのである。
米野球殿堂博物館のジョシュ・レイウィッチ館長は自身のツイッターに「彼らはベンチでサヨナラを言った」と投稿。そして、世界一を懸けて戦った母国の精鋭たちにエモーショナルなメッセージを寄せた。
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