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MLB

「ゲンダが日本に命を吹き込んだ」劇的シーンの連続だったWBC、海外メディアはサヨナラ劇を呼び込んだ「後ろ向きキャッチ」を絶賛!!

THE DIGEST編集部

2023.03.23

源田の個の守備が9回のサヨナラへと繋がった。(C) Getty Images

源田の個の守備が9回のサヨナラへと繋がった。(C) Getty Images

 第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は日本代表が決勝戦でアメリカ代表を3対2で下し、3度目の世界一に登り詰めて幕を閉じた。試合のクライマックスには、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)がマウンドに登り、同僚でありアメリカ代表主将のマイク・トラウトから三振を奪い締め括るというドラマチックなシーンが繰り広げられた。

【動画】9回サヨナラを呼び込む執念の守備! 源田の「後ろ向きキャッチ」をチェック
 この他にも、数えきれないほどの劇的な場面で彩られた今回のWBC、その中でもやはり日本代表「侍ジャパン」の躍動は人々の記憶に残り続けるであろうプレーの連続だった。特に、準決勝メキシコ代表戦では苦しい試合展開のなか、選手全員が最後まで堅実なプレーに徹したことで9回裏の逆転劇を生んだ。

 吉田正尚(ボストン・レッドソックス)の本塁打や村上宗隆(東京ヤクルトスワローズ)のサヨナラタイムリーなど、強く印象に残るシーンが続いたこのゲームにおいて、海外メディアは9回の日本の守備に注目している。

 ドミニカ共和国メディア『Diario Record』は9回表、ショートの源田壮亮(埼玉西武ライオンズ)の「後ろ向きキャッチ」を特集記事の中で伝えており、このプレーを「日本に命を吹き込んだ」と評している。

 9回表、1死からアラン・トレーホのショート後方へのフライに対し、源田がレフト方向へ走り落下地点に入ると、最後は両ひざをグラウンドにつきながらボールをグラブに収めた。背番号2が土壇場で見せたこのプレーについて、記事では「ワールド・ベースボール・クラシック2023の準決勝で、日本がすべてを失ったと思われた時、ソウスケ・ゲンダの奇跡的なキャッチがメキシコに流れを渡さず、アジアチームに活力を与えた」と絶賛。

 さらに「このショートのキャッチはリリーフのタイセイ・オオタに守備での大きなサポートとなり、メキシコに最後の1点を与えることなく、日本に試合をひっくり返す絶好のチャンスを残すこととなった」として、日本の逆転劇を呼び込むプレーだったと振り返った。

 同じメキシコ戦では相手の盗塁を阻止する絶妙なタッチプレーも披露し、スリーバントも決めている。その他にも味方投手が本塁打を浴びた場面では真っ先にマウンドに駆け寄るシーンも見られるなど、様々な場面でチームに貢献していた源田。大会は終わったものの、ペナントレースで再び、その献身性溢れるプレーがクローズアップされることは間違いないだろう。

構成●THE DIGEST編集部

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