侍ジャパン

「クールな瞬間だ」レッドソックス合流の吉田正尚に地元メディアが注目!指揮官からは世界一を祝福するハグ「グッジョブ」

THE DIGEST編集部

2023.03.24

レッドソックスのキャンプ地に合流した吉田はコーラ監督からWBC労いのハグを受けた。(C)Getty Images

 現地時間3月21日(日本時間22日)、フロリダ州マイアミのローンデポ・パークにて第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)決勝が行なわれ、アメリカ代表を3対2で下した日本代表は、14年ぶり3度目の世界一を達成した。無敗での完全優勝は、2013年大会のドミニカ共和国以来、史上2チーム目の快挙となった。

 ふたたび頂点に立った日本にあって、とりわけ打撃で凄まじい存在感を放っていたのは、吉田正尚(ボストン・レッドソックス)だ。 今大会は、WBC歴代最多の13打点をマークし、外野手部門ベストナインにも選出。準決勝メキシコ戦では、3点ビハインドの7回2死一、二塁という場面で同点3ランを放つなど、強力な得点源としてチームの優勝に貢献した。

 こうした活躍には、昨オフに5年総額9000万ドルの大型契約を結んだレッドソックスの指揮官も大喜びだ。現地22日、球団公式ツイッターが投稿した動画には、キャンプに合流する吉田の姿が収められており、アレックス・コーラ監督に「疲れているね」と声を掛けられると、「疲れているよ」と笑顔で返事。寝たいというジェスチャーも見せ、周囲の笑いを誘った。
 
 さらに、「おめでとう」と吉田を祝福したコーラ監督は、握手とハグを交わして「グッジョブ」と称賛。この光景には、米マサチューセッツ州地元局『New England Sports Network』のアナリストを務めるトム・キャロン氏も、「WBC後のキャンプに到着したマサタカ・ヨシダが、アレックス・コーラ監督に挨拶するクールな瞬間だ」と動画付きで紹介している。

 アメリカ代表との決勝後には、「WBCは終えたので、次はボストンでのプレーになる」と次なる戦いへ視線を移し、「1年間はケガせず、ワールドシリーズに出場して優勝するのが目標。その一員になれればいい」と今季の意気込みを語っていた吉田。果たしてメジャー1年目にどのような結果を残すのだろうか。WBCで存分に発揮した、その打棒に期待したい。

構成●THE DIGEST編集部

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