専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
侍ジャパン

「オオタニより進んでる」MLB213勝&154Sの伝説投手が佐々木朗希に仰天! スカウト殺到の快投に「私の想像を越えた」と絶賛

THE DIGEST編集部

2023.03.27

WBCでスカウトからの熱視線が注がれた佐々木(左)。この怪物右腕にメジャーのレジェンドであるスモルツ氏(右)からも称賛を寄せられた。(C)Getty Images

WBCでスカウトからの熱視線が注がれた佐々木(左)。この怪物右腕にメジャーのレジェンドであるスモルツ氏(右)からも称賛を寄せられた。(C)Getty Images

 日本の怪物右腕に、メジャーリーグのレジェンドも熱視線を注いでいる。

 注目を集めるのは、日本代表が世界制覇を達成した先のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で、国際デビューを飾った佐々木朗希(ロッテ)だ。

 いまだ21歳の佐々木だが、その力強い投球は国際舞台でも通用した。大会期間中は常にメジャーリーグのスカウトが目を凝らし、一挙手一投足を視察。スタッツも上々で防御率こそ3.52ながら、奪三振率は12.91、WHIP1.17と圧巻の一語。164キロをマークした4シームと“伝家の宝刀”スプリットに、大会前から本人が「もうひとつ加えたい」と磨いていたスライダーが冴えた結果と言えよう。

 そんな“令和の怪物”は、歴戦をくぐり抜けてきた伝説のメジャーリーガーさえも驚かせた。去る3月22日に米スポーツキャスターのダン・パトリック氏が司会を務めるポッドキャスト番組『The Dan Patrick Show』に出演した元アトランタ・ブレーブスの怪腕ジョン・スモルツ氏は「彼は本当にダイナミックな投手だった。私の想像を越えていたよ」と絶賛した。
 
 かく言うスモルツ氏のキャリアも凄まじい。メジャー通算で213勝と154セーブをあげ、サイ・ヤング賞も受賞(1996年)。当然のことながら2015年には殿堂入りも果たしている。この90年代のアメリカ野球を代表する名投手をして、佐々木は「ピッチャーとしてならオオタニよりも進んでいると思うね」という。

 日頃は「私は前評判が非常に高く、期待が多いに集まった瞬間に感動させられることはあまりない」というスモルツ氏。だが、「100マイル(約160.9キロ)超えの4シームをあんなに軽々と投げる力、フォームの再現性の高さ、そしてスプリットはね……この子はスペシャルだと思わされたよ」と褒めちぎった。

「ストラスバーグ(現ワシントン・ナショナルズ)がメジャーにやってきた瞬間のようだった。だって、メキシコ戦があったマイアミに64人のスカウトが来ていたんだよ。私には意味がわからないよ。メジャーは30球団しかないんだぞ。本当に各球団2人ずつ必要なのかってね(笑)。でも、彼の投球を見るために64人ものスカウトが集まっていたのは事実なんだ。それが彼の凄いところでもある」

 伝説級の名投手をも驚かせた佐々木。いまだ21歳と若く、メジャー移籍にはおよそ4年が必要と見られる。はたして、怪物がここからどこまで成長するかに興味を抱かずにはいられない。

構成●THE DIGEST編集部

【関連記事】「ジョーダンを越える」何をしても絵になる天才に熱狂する日本。米カメラマンが大谷翔平“だらけ”の東京に仰天「凄まじい」

【関連記事】「思っていた以上に凄い」ヌートバーが米メディアで明かした“コンビニ騒動”。驚きだった日本での経験「イッペイに『助けて』と」

【関連記事】「ヨシダは本当に良い」167億円内野手も脱帽! WBC史に名を刻んだ吉田正尚の打棒にレ軍同僚たちが驚嘆「かなりクラッチだ」
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号