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侍ジャパン

「エグいスライダーで勝負してきた」トラウトが大谷翔平との“WBC決戦”を回想!米最強打者の「頭の片隅にあった」球種は?

THE DIGEST編集部

2023.03.27

WBC決勝9回2死でトラウト(左)は大谷(右)から三振を喫した。(C)Getty Images

WBC決勝9回2死でトラウト(左)は大谷(右)から三振を喫した。(C)Getty Images

 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で、アメリカ代表をキャプテンとして率いたマイク・トラウト(ロサンゼルス・エンジェルス)は、現地3月26日のロサンゼルス・ドジャースとのオープン戦前に囲み取材に応じた。
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 現地3月21日に行なわれたWBC決勝で、日本代表と対戦したアメリカ。そのなかでトラウトは2対3と1点ビハインドの9回2死無塁の場面で、エンジェルスの同僚である大谷翔平とマッチアップ。フルカウントとした6球目のスライダーにバットが空を切り、ラストバッターとなったのである。

 この日、すでに大谷と再会を済ませたというトラウトは「彼とはハグをしたよ」と記者に語り、「ショウヘイは特別な、素晴らしい才能を持っている。信じられないような対戦だった。そして僕を打ち負かせたんだ」と賛辞を贈ったと、地元日刊紙『Pasadena Star-News』が伝えている。

 そして「でも今はチームメイトだ。彼と仲間で嬉しい」と本音を口にした31歳は、「楽しい打席でした。ボールカウント3‐2でエグい球を投げてきた。その前にいくつか見逃してしまった。やっぱり彼はすごい投手だ」と振り返った。
 
「ショウヘイのボールはあらゆる方向に曲がる。あの打席でスプリットを投げてくれなかった。それが頭の片隅にあったのに。そしてエグいスライダーで勝負してきた」

 そんな主砲は、帰りのバスでエンジェルスのフィル・ネビン監督にメールを送ったという。

「僕にはこの雰囲気のなかでプレーする必要があったし、この瞬間に身を置きたかった。そしてプレーオフに戻りたいという気持ちがどれだけ強いか考えさせられた」

 そして「2014年の時に出場したけど、野球の競技者としてプレーしたい気持ちだ。あの特別な瞬間をまた味わいたい」と9年ぶりポストシーズンを目指す覚悟を決めた。

構成●THE DIGEST編集部

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