いよいよメジャー６シーズン目の幕開けだ。

　ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平が現地時間3月30日、今季のオープニングゲーム、オークランド・アスレティックス戦で先発マウンドに登る。メジャーでは昨年に続いての開幕投手を務め、もちろん打者としてもラインナップに名を連ねる。激闘の余韻が冷めやらないワールド・ベースボール・クラシック（WBC）でも大会の主役を演じ、シーズンの初戦でも、グラウンド上の誰よりも視線を集めることとなりそうだ。

【PHOTO】WBCのMVPに輝いた大谷翔平を特集！ペッパーミルパフォーマンスや笑顔など秘蔵ショット満載！ 　メジャーに渡り６度目の開幕を迎え、新シーズンもその驚異的なプレーでどこまでファンを熱狂させてくれるのか、すでにファンの関心は高まり続けている。そして、現地メディアでも２年連続となる開幕での「二刀流」への期待を綴っている。

　米スポーツサイト『YARDBARKER』は現地時間３月29日、大谷の2023年シーズンを展望する特集記事を配信しており、冒頭において以下の様に記している。

「ショウヘイ・オオタニがパワーヒッターとして、また先発投手として、メジャーリーグデビューの地に戻ってくる。ロサンゼルス・エンジェルスは、2023年のレギュラーシーズン開幕戦としてオークランド・アスレティックスと対戦する」

　その一文の通り、大谷のMLBデビューは2018年の開幕戦、敵地でのアスレティックス戦、指名打者として出場している。さらに開幕から３日後、同じカードで先発投手としてマウンドに登り、初白星を手にした。

　また同メディアは目前となった開幕戦に向け、「この試合は、オオタニ、マイク・トラウトを擁し、８年間のポストシーズンへの渇望に終止符を打とうと意気込むエンジェルスと、将来の成功への土台を築こうとするアスレティックスとの対戦となる」と両球団が置かれている状況を説明。その上で「昨年の73勝89敗というシーズンの記憶を払拭したいエンジェルスは、スプリングトレーニングが始まって間もなく、オオタニを先発として発表し、早々にオープニングデーの計画を決めている」とエンジェルスの開幕右腕に対する期待を示している。

　さらに「先日終了したWBCで日本が優勝した際のヒーローの一人であるオオタニはその勢いをエンジェルスのシーズンでも発揮しようと目論んでいる」として、初戦への見込みを述べた。

　胸躍る新シーズンの幕開け。やはり、今季のMLBも、初戦からエンジェルスの背番号17が話題をさらっていくこととなりそうだ。

構成●THE DIGEST編集部
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