開幕2連敗中の西武が4月2日、オリックス戦で今季初勝利を飾った。
今季初スタメンとなった鈴木将平が8回に決勝タイムリーを放ったほか、プロ初先発の平良海馬が7回1失点の好投、ドラフト4位ルーキー・青山美夏人はプロ初セーブ。そして、松井稼頭央監督の一軍監督初勝利と、初物づくしの1勝となった。
【動画】マキノンの来日初アーチ!ベンチで大喜びする児玉をチェック
松井ライオンズにとって、記念すべき1勝。この試合のウイニングボールを掴んだのは、ドラフト6位ルーキー・児玉亮涼だった。彼もプロ初スタメンと、初物づくしのうちのひとりだった。
キャンプではA班に抜擢され、守備の評価は高い児玉。絶対的ショートのレギュラーである源田壮亮が、先のワールド・ベースボール・クラシックで故障して離脱する緊急事態のなか、その守備力が買われて開幕一軍入り。開幕戦こそ途中出場だったが、3戦目にしてようやくスタメンとして声がかかった。
「試合前にスタメンだと聞かされて『やっと来たか。おっしゃ、やってやろう!』っていう気持ちで練習していましたが、やっぱりスタート(試合)が近づくにつれて緊張してきて、試合が始まるまではめちゃくちゃ緊張していましたね」
オープン戦とは全く違う緊張感と球場の雰囲気のなか、ショートのポジションに入った児玉。そこへ1回表から打球が飛んできた。相手2番・西野真弘が、平良のツーシームを引っ掛けたのだ。
「早い段階で打球が飛んできてくれたので、ゴロを1つ捌けたのは本当にちょっとホッとできるところではありました」
児玉をほぐした児玉自身のプレーだった。緊張のなかでも堅実な守備が自然とできるのも、普段からしっかり準備している証拠だろう。このショートゴロで落ち着くことができた児玉は、ここからキャンプやオープン戦で見せた安定感のある守備で、源田のいないショートの穴をしっかり埋める。
4回表、平良が不運な内野安打から連打で無死1・2塁とピンチを招いた場面では、相手4番・杉本裕太郎の三遊間へ少し深めのゴロをスタート早く正面で捕球し、セカンドへ正確な送球。ダブルプレーを完成させた。
「とにかく、黒田コーチが『慌てるな』って、ジェスチャーをしていただいていたので、打球が飛んできたら、まず1つを大事にという気持ちは持っていました。本当に守備は絶対って思っているので、平良も頑張って投げていましたし、なんとか助けられるようにと思って守っていました」
今季初スタメンとなった鈴木将平が8回に決勝タイムリーを放ったほか、プロ初先発の平良海馬が7回1失点の好投、ドラフト4位ルーキー・青山美夏人はプロ初セーブ。そして、松井稼頭央監督の一軍監督初勝利と、初物づくしの1勝となった。
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松井ライオンズにとって、記念すべき1勝。この試合のウイニングボールを掴んだのは、ドラフト6位ルーキー・児玉亮涼だった。彼もプロ初スタメンと、初物づくしのうちのひとりだった。
キャンプではA班に抜擢され、守備の評価は高い児玉。絶対的ショートのレギュラーである源田壮亮が、先のワールド・ベースボール・クラシックで故障して離脱する緊急事態のなか、その守備力が買われて開幕一軍入り。開幕戦こそ途中出場だったが、3戦目にしてようやくスタメンとして声がかかった。
「試合前にスタメンだと聞かされて『やっと来たか。おっしゃ、やってやろう!』っていう気持ちで練習していましたが、やっぱりスタート(試合)が近づくにつれて緊張してきて、試合が始まるまではめちゃくちゃ緊張していましたね」
オープン戦とは全く違う緊張感と球場の雰囲気のなか、ショートのポジションに入った児玉。そこへ1回表から打球が飛んできた。相手2番・西野真弘が、平良のツーシームを引っ掛けたのだ。
「早い段階で打球が飛んできてくれたので、ゴロを1つ捌けたのは本当にちょっとホッとできるところではありました」
児玉をほぐした児玉自身のプレーだった。緊張のなかでも堅実な守備が自然とできるのも、普段からしっかり準備している証拠だろう。このショートゴロで落ち着くことができた児玉は、ここからキャンプやオープン戦で見せた安定感のある守備で、源田のいないショートの穴をしっかり埋める。
4回表、平良が不運な内野安打から連打で無死1・2塁とピンチを招いた場面では、相手4番・杉本裕太郎の三遊間へ少し深めのゴロをスタート早く正面で捕球し、セカンドへ正確な送球。ダブルプレーを完成させた。
「とにかく、黒田コーチが『慌てるな』って、ジェスチャーをしていただいていたので、打球が飛んできたら、まず1つを大事にという気持ちは持っていました。本当に守備は絶対って思っているので、平良も頑張って投げていましたし、なんとか助けられるようにと思って守っていました」