試合終盤の“痛恨ミス”に指揮官も苦言を呈した。

　現地時間４月10日、本拠地でワシントン・ナショナルズと対戦したロサンゼルス・エンジェルスは、試合序盤の３点リードを守れずに４対６で敗戦。前日のトロント・ブルージェイズ戦に続き、今季４度目の逆転負けを喫し、今季初の連敗で勝率は５割とした。

　この日も“守備の甘さ”を露呈したエンジェルスだが、なかでも特に厳しい声が上がっているのは、４対５の７回１死一、二塁という場面で見られたワンプレーだ。ナショナルズのビクター・ロブレスが二ゴロを放つと、間一髪で併殺崩れとなった瞬間に一塁手ブランドン・デュルーリーが気を緩めてしまった間、二塁走者がホームに生還したのだ。

　試合後に掲載された地元紙『Orange County Register』の記事によると、重要な場面で痛すぎる失態を犯し、打者としても３打数無安打、１四球という結果に終わったデュルーリーは、「全体的にだらしないゲームだった」と猛省。今季初のチーム２連敗に関しては、「我々がもっとよくならなければならないのは間違いない」と話している。
  　また、エンジェルスの指揮を執るフィル・ネビン監督は、二塁走者への注意を怠り、その隙を突かれた一塁手に対して、「二塁から走者が還ることを意識していなければならない」と指摘。その後も、「あれではうまくいくはずがない」と辛辣なコメントを残しており、２試合連続の逆転負けに落胆を隠せないようだ。

　これで貯金がゼロとなり、アメリカン・リーグ西地区の２位に後退したエンジェルス。現地時間11日のナショナルズ戦では、チームの連敗ストップに期待がかかるなか、大谷翔平が先発登板予定だ。

構成●THE DIGEST編集部

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