大谷翔平がメジャーの伝説投手を超えた。
ロサンゼルス・エンジェルスは現地時間4月11日、ワシントン・ナショナルズと対戦した。大谷は今季3試合目の先発で、本拠地では初のマウンドに上がった。
前回登板のシアトル・マリナーズ戦でピッチクロック違反をとられた大谷。この日は左足を引いてから投球動作に入る新フォームで臨んだ。立ち上がりは制球難に苦しんだものの、無失点に抑えた。2回には7番CJ・エイブラムスと9番ビクター・ロブレスから”スイーパー”と呼ばれる横に大きく曲がるボールで3球三振を奪うなど、圧巻のピッチングを披露した。
すると、エンジェルス打線は4回。無死一、二塁のチャンスを作ると打席には大谷。カウント2-2から、ナショナルズ先発ジョサイア・グレイが投じた5球目のカットボールをレフト前に運んだ。自己最長の34試合連続出塁となった大谷が満塁のビッグチャンスに広げると、4番のアンソニー・レンドーンがライトへの犠牲フライでエンジェルスが先制点を奪った。
打線の援護をもらった大谷は、その後も四死球を与えるものの、要所をしっかりと抑えナショナルズ打線を封じ込める。6回裏には、女房役のローガン・オホッピーに今季第4号ソロ本塁打が出て、大谷に援護射撃。エンジェルスはリードを2点に広げた。
今季最長7回のマウンドに上がった大谷は1四球を与えるも後続を抑え、この回限りで降板。7回92球を投げ、被安打1、与四死球6、奪三振6、無失点という内容だった。試合も8回にホゼ・キハーダ、9回に守護神カルロス・エステべスが無失点で抑え、エンジェルスが2対0で勝利。大谷に今季2勝目がついた。
大谷の圧巻ピッチングに米記者も喝采を送っている。米紙『Los Angeles Times』などに寄稿するサラ・バレンズエラ氏は「ショウヘイ・オオタニが、この試合のピッチングを終えた。大谷は7回を投げ、被安打1、与四球5(与死球1)。6つの三振を奪った」とツイッターに投稿。この日の投球内容を記し、大谷の2勝目を祝福している。
また、米スポーツ専門局『ESPN』のレポーターを務めるアルデン・ゴンザレス氏は「オオタニは今夜も7イニングを無失点1安打で終えた。今季は19イニングで12人の打者に四球を記録しているが、6安打1失点しか許していない」と説明すると、「しかも防御率は0.47だぞ」とスターターながら驚異的な防御率に驚き、その数字に注目していた。
米スポーツメディア『Outsider Sports』のダン・モリソン氏は、メジャーを代表する大投手の記録に着目。「オオタニは(昨季から)10試合連続2失点以下の先発を終えた。これはノーラン・ライアンの球団記録を更新した!彼は7回で1安打を許しただけだ」とツイッターに呟き、1972年から73年にノーラン・ライアンが樹立した「先発9試合連続2失点以下」の記録を破り、「先発10試合連続で2失点以下」の球団新記録を樹立したと興奮した。
ノーラン・ライアンはメジャー通算5714奪三振の記録を持ち、最多奪三振王のタイトルに11度も輝くなど、MLB球史にさんぜんと輝く奪三振王だ。その偉大なるレジェンドの記録を抜いた大谷。この男のポテンシャルは、いまだ計り知れない。
構成●THE DIGEST編集部
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ロサンゼルス・エンジェルスは現地時間4月11日、ワシントン・ナショナルズと対戦した。大谷は今季3試合目の先発で、本拠地では初のマウンドに上がった。
前回登板のシアトル・マリナーズ戦でピッチクロック違反をとられた大谷。この日は左足を引いてから投球動作に入る新フォームで臨んだ。立ち上がりは制球難に苦しんだものの、無失点に抑えた。2回には7番CJ・エイブラムスと9番ビクター・ロブレスから”スイーパー”と呼ばれる横に大きく曲がるボールで3球三振を奪うなど、圧巻のピッチングを披露した。
すると、エンジェルス打線は4回。無死一、二塁のチャンスを作ると打席には大谷。カウント2-2から、ナショナルズ先発ジョサイア・グレイが投じた5球目のカットボールをレフト前に運んだ。自己最長の34試合連続出塁となった大谷が満塁のビッグチャンスに広げると、4番のアンソニー・レンドーンがライトへの犠牲フライでエンジェルスが先制点を奪った。
打線の援護をもらった大谷は、その後も四死球を与えるものの、要所をしっかりと抑えナショナルズ打線を封じ込める。6回裏には、女房役のローガン・オホッピーに今季第4号ソロ本塁打が出て、大谷に援護射撃。エンジェルスはリードを2点に広げた。
今季最長7回のマウンドに上がった大谷は1四球を与えるも後続を抑え、この回限りで降板。7回92球を投げ、被安打1、与四死球6、奪三振6、無失点という内容だった。試合も8回にホゼ・キハーダ、9回に守護神カルロス・エステべスが無失点で抑え、エンジェルスが2対0で勝利。大谷に今季2勝目がついた。
大谷の圧巻ピッチングに米記者も喝采を送っている。米紙『Los Angeles Times』などに寄稿するサラ・バレンズエラ氏は「ショウヘイ・オオタニが、この試合のピッチングを終えた。大谷は7回を投げ、被安打1、与四球5(与死球1)。6つの三振を奪った」とツイッターに投稿。この日の投球内容を記し、大谷の2勝目を祝福している。
また、米スポーツ専門局『ESPN』のレポーターを務めるアルデン・ゴンザレス氏は「オオタニは今夜も7イニングを無失点1安打で終えた。今季は19イニングで12人の打者に四球を記録しているが、6安打1失点しか許していない」と説明すると、「しかも防御率は0.47だぞ」とスターターながら驚異的な防御率に驚き、その数字に注目していた。
米スポーツメディア『Outsider Sports』のダン・モリソン氏は、メジャーを代表する大投手の記録に着目。「オオタニは(昨季から)10試合連続2失点以下の先発を終えた。これはノーラン・ライアンの球団記録を更新した!彼は7回で1安打を許しただけだ」とツイッターに呟き、1972年から73年にノーラン・ライアンが樹立した「先発9試合連続2失点以下」の記録を破り、「先発10試合連続で2失点以下」の球団新記録を樹立したと興奮した。
ノーラン・ライアンはメジャー通算5714奪三振の記録を持ち、最多奪三振王のタイトルに11度も輝くなど、MLB球史にさんぜんと輝く奪三振王だ。その偉大なるレジェンドの記録を抜いた大谷。この男のポテンシャルは、いまだ計り知れない。
構成●THE DIGEST編集部
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