現地4月11日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平はワシントン・ナショナルズ戦に「3番・投手兼指名打者」として先発出場。今季2勝目をかけ、本拠地エンジェル・スタジアム・オブ・アナハイムのマウンドに立った。
今季3度目の二刀流でのマウンドに上がった大谷。初回は2四球で2死一、二塁としたが、5番キーバート・ルイーズを一ゴロに打ち取った。2回も先頭打者に四球を出したが、後続を2つの空振り三振で仕留めるなど、ゼロで抑えた。
4回にこの試合初安打を許した大谷は2死二、三塁とピンチを迎えたが、8番マイケル・チェイビスを遊ゴロに打ち取った。その裏、自らの左安打をきっかけに1点のリードをもらうと、直後の5回に先頭打者ビクター・ロブレスに死球を与えたが、後続を抑えて勝ち投手の権利を手にした。
6回はジョーイ・メネセスをスライダーで、ルイーズからカーブで空振り三振を奪い三者凡退。7回は四球でランナーを出すも後続を無失点に抑え、この回で降板。92球を投げ、与四死球6、6奪三振。ナショナルズ打線を僅か1安打に抑える圧巻のピッチングだった。
これで昨季から先発10試合連続で2失点以下を記録した大谷。ノーラン・ライアンが1972、73年にマークした球団記録である「9試合連続」を更新。メジャー通算5714奪三振を持つMLB屈指の『奪三振王』の球団記録を抜いた。
試合は大谷の後を受けたホゼ・キハーダが8回を、9回は新守護神カルロス・エステべスが無失点で抑え、エンジェルスが2対0で勝利。大谷に今季2勝目がついた。
7回1安打無失点。大谷の圧巻ピッチングにMLB識者も舌を巻いている。MLB公式サイト『MLB.com』のレット・ボリンジャー記者は「100マイルの速球、スライダー、カッター、スプリッターなど、7つの球種からなる目まぐるしい武器で二刀流のスーパースターは、序盤からほぼ無敵だった」と言及。この日の大谷の投球を「もはや驚くには当たらない」と最大級の評価を与えた。
同氏はデータ上でも、今季ここまで二刀流スターの”凄み”について、「オオタニは今季3回の先発を通して、2勝0敗、防御率0.47、19イニングで24奪三振。打者では11試合に出場し、打率.300、出塁率.404、長打率.575、3本塁打、8打点を記録している」と強調している。
さらに、出塁率と長打率を足したOPSは9割7分9厘とハイアベレージである点にも注目しており、「打者としての彼のOPS.979は、投手としての被OPS.413より566ポイントも高い」とチームの得点に大谷が多大な貢献をしていると指摘している。
同氏は「今季オオタニは全11試合に出場し、昨年から34試合連続で出塁している。これはエンジェルス史上6番目に長い出塁記録だ」と連続出塁を継続している点も記し、記録はまだまだ伸びるのではと予想している。
シーズン序盤ながら、投打で異彩を放ち続ける大谷。二刀流スターの進化は、MLB識者すら予想できない領域まで来ているのかもしれない。
構成●THE DIGEST編集部
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今季3度目の二刀流でのマウンドに上がった大谷。初回は2四球で2死一、二塁としたが、5番キーバート・ルイーズを一ゴロに打ち取った。2回も先頭打者に四球を出したが、後続を2つの空振り三振で仕留めるなど、ゼロで抑えた。
4回にこの試合初安打を許した大谷は2死二、三塁とピンチを迎えたが、8番マイケル・チェイビスを遊ゴロに打ち取った。その裏、自らの左安打をきっかけに1点のリードをもらうと、直後の5回に先頭打者ビクター・ロブレスに死球を与えたが、後続を抑えて勝ち投手の権利を手にした。
6回はジョーイ・メネセスをスライダーで、ルイーズからカーブで空振り三振を奪い三者凡退。7回は四球でランナーを出すも後続を無失点に抑え、この回で降板。92球を投げ、与四死球6、6奪三振。ナショナルズ打線を僅か1安打に抑える圧巻のピッチングだった。
これで昨季から先発10試合連続で2失点以下を記録した大谷。ノーラン・ライアンが1972、73年にマークした球団記録である「9試合連続」を更新。メジャー通算5714奪三振を持つMLB屈指の『奪三振王』の球団記録を抜いた。
試合は大谷の後を受けたホゼ・キハーダが8回を、9回は新守護神カルロス・エステべスが無失点で抑え、エンジェルスが2対0で勝利。大谷に今季2勝目がついた。
7回1安打無失点。大谷の圧巻ピッチングにMLB識者も舌を巻いている。MLB公式サイト『MLB.com』のレット・ボリンジャー記者は「100マイルの速球、スライダー、カッター、スプリッターなど、7つの球種からなる目まぐるしい武器で二刀流のスーパースターは、序盤からほぼ無敵だった」と言及。この日の大谷の投球を「もはや驚くには当たらない」と最大級の評価を与えた。
同氏はデータ上でも、今季ここまで二刀流スターの”凄み”について、「オオタニは今季3回の先発を通して、2勝0敗、防御率0.47、19イニングで24奪三振。打者では11試合に出場し、打率.300、出塁率.404、長打率.575、3本塁打、8打点を記録している」と強調している。
さらに、出塁率と長打率を足したOPSは9割7分9厘とハイアベレージである点にも注目しており、「打者としての彼のOPS.979は、投手としての被OPS.413より566ポイントも高い」とチームの得点に大谷が多大な貢献をしていると指摘している。
同氏は「今季オオタニは全11試合に出場し、昨年から34試合連続で出塁している。これはエンジェルス史上6番目に長い出塁記録だ」と連続出塁を継続している点も記し、記録はまだまだ伸びるのではと予想している。
シーズン序盤ながら、投打で異彩を放ち続ける大谷。二刀流スターの進化は、MLB識者すら予想できない領域まで来ているのかもしれない。
構成●THE DIGEST編集部
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